ブンデスリーガ第27節、バイエルンvsドルトムントが30日に行われ、0-2でドルトムントが勝利した。

2位バイエルン(勝ち点60)と4位ドルトムント(勝ち点50)によるデア・クラシカー

バイエルンは代表ウィーク前の前節ダルムシュタット戦、最下位チーム相手に先制を許す展開とされながらも終わってみれば5発圧勝とした。負傷交代したケインは代表ウィーク中に回復した一方、守護神ノイアーが負傷欠場となった。

対するドルトムントは前節フランクフルト戦、3発逆転勝利とした。リーグ戦3連勝で4位を死守した中、代表戦で負傷したマレンが負傷欠場。3トップはフュルクルク、サンチョ、アデイェミで形成した。

バイエルンが攻勢をかける入りとした中、10分にドルトムントが先制する。ミュラーのミスパスからショートカウンターを仕掛けると、ブラントのラストパスをボックス左で引き出したアデイェミがシュートを決めきった。

追う展開となったバイエルンは23分、キミッヒの右クロスに合わせたケインが決定的なヘディングシュートを放つも枠を外してしまう。さらに35分、CKの流れからダイアーがゴール至近距離からヘディングシュートを放ったが、フンメルスブロックに阻まれ、1点ビハインド前半を終えた。

迎えた後半もバイエルンが前がかる中、52分にドルトムントに追加点の決定機。リエルソンがボックス右ポケットまで突いて送ったクロスをファーサイドのエンメチャが受けてシュート。しかし、GKウルライヒのファインセーブに阻まれた。

さらに58分、フンメルスがミドルシュートでGKを強襲して牽制したドルトムントに対し、流れを引き寄せきれないバイエルンは63分、2列目の3枚を変更。コマン、ニャブリ、テルを投入した。

それでも65分、ロングカウンターに転じたドルトムントはマートセンが際どいシュートを浴びせて牽制。そして終盤の83分に決定的な追加点が生まれる。遅攻の流れでアラーのパスをボックス右にいたリエルソンがダイレクトでゴール左へ流し込んだ。

その後、89分にケインがヘディングシュートでネットを揺らすもVARでオフサイドを取られノーゴールに。敗れたバイエルンの12連覇がさらに遠のいている。

一方、ドルトムントは実に5年4カ月ぶりとなるデア・クラシカー勝利となった。