チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、バーンリー戦を振り返った。30日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第30節が30日に行われ、チェルシーはホームでバーンリーと対戦。40分にミハイロ・ムドリクがPKを獲得し、ファウルを犯したロレンツ・アシニョンは2枚目のイエローカード退場に。このPKをコール・パルマーが決めて先制したものの、47分に追いつかれると、78分に再びパルマーが勝ち越しゴールを挙げたが、直後の81分にCKから追いつかれ、2-2のドローに終わった。

 数的有利を活かせず、勝利を逃したことで試合終了後にはホームサポーターから大きなブーイングが浴びせられたチェルシー。試合後、ポチェッティーノ監督は「動揺しているし、失望している。足よりもここ(心)やここ(頭)に問題がある。グループのように、チームのように強くなることが重要だ」と振り返りながら、次のように続けた。

「私たちはこの部分で進化するのが遅すぎる。今日はそれが鍵だった。チームはいいプレーをして、エネルギーもあった。ボールを持ったら前に進むこともできた。だが、ボールを持っていない時は同じエネルギーがなかった。申し訳ないけど、ボールを持っていない時の今日のパフォーマンスには満足していない。攻撃できる立場にあったため、勝たなければならない試合だった」

 さらに、「競争をすることと、サッカーをすることは違うということを彼らは理解する必要がある」と付け加えたポチェッティーノ監督は「そこでプレーはできているけど、自分たちのレベルを上げる必要がある」と改善しなければならないことを強調した。

「選手たちを責めるということではないが、もしかしたら、選手に対してもっと厳しくする必要があるのかもしれない。もっと冷酷になり、より良いコミュニケーションを見つけ、より競争力を持つ必要がある」

「私たちには何かが欠けている。それがここの立ち位置にいる理由だ。ボールを持っていない時にそれを取り戻す能力を高める必要がある」

ハイライト動画】チェルシーvsバーンリー
チェルシーを率いるポチェッティーノ監督 [写真]=Getty Images