森山直太朗が「地球の歩き方」編集部とコラボレーションした「ドラマ 地球の歩き方」(毎週土曜深夜0:00-0:30ほか、BSテレ東Leminoで独占先行配信/TVerにて見逃し配信)にて、ニュージーランドを訪問。同ドラマでの最終旅人となった森山が、ニュージーランドの自然と現地の人々にふれあう姿は、感動シーンはもちろん森山本来の面白さがあふれ、視聴者をとりこにした。(以下、ネタバレを含みます)

【動画】ニュージーランドを旅する森山直太朗「いい曲ができそう」

■4人の旅好き芸能人が新たな国の魅力を発見「ドラマ 地球の歩き方

本作は、2024年に創刊45周年を迎え、“海外旅行のバイブル”的存在として長年愛されている書籍シリーズ「地球の歩き方」と旅好き芸能人がコラボレーションしたオリジナルドラマ。

三吉彩花森山未來松本まりか森山直太朗の4人が、編集部から世界の国々について特集を組んでほしいと依頼を受け、三吉が韓国、森山未來がタイ、松本がサイパン森山直太朗ニュージーランドへ旅立つ。

一度は行ってみたかった場所、以前通った場所など興味、関心の赴くままに、現地スポットを自らの足で巡り、新たなグルメや景色、名所、人々に出会い、その国の新たな魅力を発見しながら、オリジナル特集ページを完成させていく。

映像配信サービス・Leminoでは、全エピソードをテレビ放送7日前に先行配信。最新話は毎週日曜日に配信予定で、特別インタビューや未公開映像が収録されたスペシャルエピソードも配信している。

■曲作りを語る森山直太朗が、自分の言葉に酔いしれる姿がおもしろい

森山直太朗第1話(全編の第10話)は、浜辺で曲作りをしている森山の姿から始まる。旅先で曲作りをすることが多いと語り続けていると、自分が発した言葉に「めっちゃ格好良くないっすか」と自分を褒めるところが、森山らしくて面白い。

飛行機の中で「地球の歩き方」を熟読した森山が、ニュージーランドに到着するやいなや、紫外線対策の日焼け止めクリームをたっぷりすぎるぐらい塗っている様子に思わずツボる。今回の旅では先住民族・マオリの聖地を訪ね、マオリの始まりの場所・ケープレインガが最終目的地だという。

森山直太朗、異国の地をキャンパーバンで旅する夢をかなえる

異国の地でキャンパーバン(キャンピングカー)で旅するのが夢だったと語る森山。気に入り借りた車は、燃費が悪い車だからガス欠に気をつけて…とアドバイスをもらい、早速森山が運転して出発した。

ロトリアにあるマオリの文化施設・テプイアで、ガイドに会い早速ホンギであいさつする森山。“ポフィリ”というマオリの儀式で歓迎された森山は感涙。日本に2回行ったことがあるというガイドが森山の「さくら」を独唱すると、森山も「花」を歌ってお返し。ガイドさんが歌う「さくら」は日本語もきれいで歌声が心に響く。

この回を見た視聴者は、「直太朗さん節でニマニマしちゃいました笑」「新章スタート!森山直太朗さん回、これまでで1番コントコントしてておもしろしです」「マオリのガイドさん歌上手っ!」などと、期待度が上がる。

森山直太朗、顔にタトゥーを入れたいというが「痛い」と聞きすぐ断念

第1話(全編の第10話)のラストで、ガス欠で車が止まってしまった森山らは、大きなキャンパーバンで旅する女性2人と出会う。森山の第2話(全編の第11話)は、その続きから始まった。燃料を分けてもらったお礼に、和風サムギョプサルをふるまった森山は、彼女たちのキャンパーバンや旅について尋ねる。彼女たちは自家製のアクセサリーを売りながら旅をしているという。

彼女たちが出店しているフェスに行くと霊と話せるという女性とも出会い、ひとり考える。そして急に、顔にタトゥーを入れたいと深刻な面持ちで話し出した。しかし、タトゥー職人の「顔に入れるとかなり痛い」の言葉におじけづき、腕に変更。「東京タワー」「109」「桜」のタトゥーを入れ、「森山直太朗の第2章が始まる」と満足げな表情を見せた。

森山直太朗の「さくら」がニュージーランドの公園に響き渡る

もともとストリートでやっていたからと、自分の原点に戻る意味も込めて、フェスが開催されている公園で「さくら」を弾き語りし始めた森山。フェスに集まった現地人も、視聴者も森山の歌声に痺れる。森山自身も「初めて(の場所)なんだけどめっちゃ懐かしい」と笑顔を見せた。

突然タトゥーを入れたいといいすぐ断念する森山の姿が、「やるって決めるのも早いけど止める決心は秒だった〜」「『109』ていうタトゥーしてて笑った」などと視聴者の心をつかんで離さない。

森山直太朗、全力で“ハカ”を体験し満面の笑み

森山がスタジオでレコーディングしている様子から第3話(全編の第12話)は始まる。映像はニュージーランドに戻り、最終目的地・ケープレインガに行く前に、マオリの聖域である場所に行きたいという。自分はマオリの伝統的な踊り「ハカ」にあるように、幾千の言葉を駆使して結局は「死ぬ」「生きる」について歌いたいと続けた。

おにぎりを作った森山は、観光客が入れないマオリの集落へ。マオリのみんなに歓迎され一緒に食事する森山は、とても楽しそう。そして、ラグビーニュージーランド代表が試合前にパフォーマンスすることでも知られる「ハカ」を教えてもらう。本物のハカを体験し、充実した笑顔を見せていた。

■深い霧から広がる大海原に、森山直太朗の歌声が広がる

樹齢およそ3000年という「森の父」と呼ばれる大樹と出会った森山。マオリの人たちにとって、ケープレインガへの道だという大樹を前に、森山の「生きとし生ける物へ」の歌声が森に響き渡る。20年前に作った曲だったが、初めて歌の意味が自分で感じられた気がすると感慨深い表情を見せた。

最終目的地・ケープレインガへ車を走らせた森山の前に深い霧が。車を降り「大海原の波の音が聞こえる」と足を進める森山の目の前に青い海が広がると、思わず歓声を上げた。「旅そのものが自分を知っていく行為そのもの」と改めて感じたという森山の歌声が岬から海へ広がり、ニュージーランドの旅は終わった。

シンガーソングライターであり俳優としても活躍する森山がニュージーランドを旅する姿は、「直太朗さんの顔、表情がどんどん変わっていく姿、ニュージーランドの懐の広さに感動してます!」「やっぱり旅に出たい…自分も世界でいろいろ感じたいと思わせる、すばらしいストーリーでした」などと視聴者も画面を通しての旅を満喫したようだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

森山直太朗が、ニュージーランドでマオリの伝統的な踊り“ハカ”を体験/「森山直太朗の『ドラマ 地球の歩き方』in ニュージーランド」より (C)ドラマ「地球の歩き方」製作委員会