ミランのステファノ・ピオリ監督が、同クラブに所属するポルトガル代表FWラファエルレオンについて言及した。30日付けでイタリアメディア『Football ITALIA』が伝えている。

 同日にセリエA第30節フィオレンティーナ戦を迎えたミランは、アウェイで1-2の勝利を収めた。リーグ戦で首位を走るインテルとは暫定で勝ち点差を11に縮めているが、ピオリ監督は「順位表を見ると我々には後悔がある」とコメントすると以下のように続けた。

「私たちのチームとそれほどの差があるとは思わない。インテルは我々が怪我に苦しんでいる間に、決定的な月を得た。ミランユヴェントスウディネーゼに連続でホームで敗れ、ナポリとレッチェを相手に引き分けたこれらの4試合で、インテルは12ポイントを獲得してアドバンテージを維持しているんだ」

 またフィオレンティーナ戦で1ゴール1アシストの活躍を見せたR・レオンに対しては、パリ・サンジェルマンPSG)が獲得へ興味を抱いているとされるが、同監督は「彼のキャリアを支え、彼自身も支えられることを受け入れ、学ぼうとする意欲がある。彼は今、偉大なチャンピオンになる寸前にまで来ている。技術だけでなく、トレーニングや試合中の姿勢も向上していると感じる」とコメント。「もちろんミランは彼を頼りにしている。PSGキリアン・エンバペを頼りにして、他のどのチームも個々の才能の質に着目する。彼はさまざまなプレーが可能で、力と質を持っている。全てが揃っているんだ」とも語り、同選手への信頼を寄せた。

ミランに所属するR・レオン [写真]=Getty Images