ラツィオの日本代表MF鎌田大地が称賛を受けている。

30日、セリエA第30節でラツィオはホームにユベントスを迎えた。

マウリツィオ・サッリ監督が辞任し、イゴール・トゥドール監督が就任したラツィオ。新監督での初陣の相手は、監督の古巣でもあるユベントスだった。

サッリ監督の下で不遇の時間を過ごしていた鎌田は先発に抜擢されることに。リーグ戦では1月7日行われた第19節のウディネーゼ戦以来の先発出場となった。

試合前に鎌田に期待を寄せていたトゥドール監督。試合はゴールレスで終わるかと思われた中、93分にアダム・マルシッチがネットを揺らし、1-0で劇的な勝利を収めていた。

80分までプレーした鎌田に対し、イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』は7点(10点満点)を与え、パフォーマンスを評価した。

「ミッドフィルダー兼プレーメーカー。もう1人の鎌田を見た」

「97タッチあり、組み立て、推進力はまさにサムライ。デュエルタックルリカバリー、ザッカーニへのロングスロー。良い80分だった」

また、イタリアカルチョメルカート』は、「最も驚くべき選択」として鎌田の先発起用を伝え、「これまでコロッセオの影で、そしてかなり苦労してきた日本人の遠い親戚のようだ」と別人のような活躍を見せたと称えた。

フットボールイタリア』は6点(10点満点)をつけ、「ロングレンジのシュートはポストを越えていった」と、惜しいシュートがあったとした。