シュツットガルト3月31日ブンデスリーガ第27節でハイデンハイムをホームに迎え、3-3で引き分けた。シュツットガルトのDF伊藤洋輝は88分までプレー、MF原口元気とDFチェイス・アンリはベンチ入りも出場しなかった。

代表ウィーク前の前節ホッフェンハイム戦をギラシーの3戦連発弾などで快勝として3位の座を堅守したシュツットガルト(勝ち点56)は、伊藤がフラットな[4-4-2]の左センターバックで先発となった。

11位ハイデンハイム(勝ち点29)に対し、シュツットガルトが押し込む入りとすると8分に先制しかける。ヒューリッヒが左サイドを打開したプレーからウンダブのパスを受けたギラシーがネットを揺らしたが、VARでオフサイドと判定されノーゴールとなった。

さらに13分、ギラシーとのワンツーでボックス左に侵入したウンダブがシュートに持ち込むもGKミュラーの好守に阻まれる。

その後も押し込むシュツットガルトは17分、ミッテルシュタットの左クロスにギラシーがヘディングで合わせたが、ここもGKミュラーのファインセーブに阻止される。

前半半ば以降もハーフコートゲームとしたシュツットガルトは39分にボックス左のヒューリッヒがGK強襲のシュートを浴びせると、41分に均衡を破る。

スティラーがウンダブのヒールパスを受けてボックス左に侵入。クロスをギラシーが合わせた。ギラシーの4戦連発弾で試合を動かしたシュツットガルトは45分のピンチをGKニューベルが好守で阻止し、1点のリードでハーフタイムに入った。

迎えた後半もシュツットガルトが押し込む流れとすると53分に追加点。スティラーがウンダブとのパス交換でボックス内へ。GKとの一対一を決めきった。

しかし62分、CKからクラインディーストのヘディングシュートが枠に飛ぶと、GKニューベルはキャッチし損ねてゴールラインを割り、1点差とされてしまう。

自滅で1点を返されたシュツットガルトは74分、途中出場のルヴェリングの持ち上がりを起点にボックス中央のサイラスがシュート。しかし右ポストに嫌われた。

すると84分に追いつかれる。ベステの左クロスからクラインディーストにボレーで決められた。さらに1分後、一気に逆転される。ディクシの右クロスをまたもクラインディーストにヘッドで決められた。

立て続けの失点により一転、敗色濃厚に陥ったシュツットガルトだったが、ラストプレーの追加タイム8分に追いつく。パワープレーの流れからボックス右のウンダブがシュートを蹴り込んだ。

直後にタイムアップとなり3-3で終了。辛くも引き分けに持ち込み、敗戦を逃れている。