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宇多田ヒカルが、本日4月1日に全国放映がスタートした伊藤忠商事の新テレビCM「おかげさまで、幸せです」編に出演している。

【動画】宇多田ヒカルの新曲が流れる伊藤忠商事テレビCM

伊藤忠商事は新たな企業広告キャンペーンを展開するにあたって「『おかげさまで』が、地球を回す力になればいいのに。」というキャッチコピーを作成。日常の暮らしを大切にしながらも世界的にも第一線で活躍する姿が企業広告のアンバサダーにふさわしいとして宇多田を起用した。

テレビCM「おかげさまで、幸せです」編は、宇多田が雨上がりの夜にロンドンのとあるビルの屋上でアンティークの望遠鏡を使い見えるはずのない“地球”の様子を覗くという内容。最後は宇宙から見た地球を背景に、彼女の「『おかげさまで』が地球を回す力になれば良いのに」「伊藤忠商事」というナレーションで締めくくられる。なおCMソングには宇多田の新曲「Electricity」を使用。「Electricity」は4月10日発売のベストアルバム「SCIENCE FICTION」の収録曲で、本CMにて初公開される。

また東京・渋谷のスクランブル交差点周辺のビジョンでは、「おかげさまで、幸せです」編の60秒CMが4月1日から7日まで放映される。

宇多田ヒカル コメント

伊藤忠商事のキャッチコピーについて

誰も一人では生きていけないので、日々の暮らしの中で身近な人にもそうじゃない人にも、それと今の瞬間に感謝してます。困った時こそそういうことを感じ易いので、困るような状況に陥ることも大事なことだなと思ってます。周りの人たちに頼れるようになってこそ、自立した人間になれたということだと思います。

「Electricity」の歌詞に込められた思い

私が自分の中から、人から、宇宙と地球から感じる不可視なエネルギーや波動とその不思議で強力な結びつきを表現しました。「SCIENCE FICTION」というアルバムタイトル通り、地球に移住してきたり観光に訪れた宇宙人二人が地球で出会うというSF物語のような設定の歌詞世界です。宇宙人の話を描いていたのに最終的に人類への気持ちとか、この世で人間として生きることの意味に辿りついて自分でもびっくりしたところで、完成しました。

伊藤忠商事の新テレビCM「おかげさまで、幸せです」編より。