当初の予定からは遅れ気味。

国産パーツを増やした「テジャス」の改良型

インドの国営企業であるヒンドスタン航空機(HAL)は2024年3月28日、国産戦闘機である「テジャス」の新型である「テジャスMk.1A」の初飛行に成功したと発表しました。

同機は、レーダーをこれまでのイスラエル製から国産に切り替えたほか、新電子戦システムの搭載、イギリス製の赤外線誘導空対空ミサイル「ASRAAM(アスラーム)」の搭載機能が追加されています。

新型「テジャス」の初飛行に際し、インド国防省の公式X(旧Twitter)は「重要な生産マイルストーンを達成しました。『テジャスMk.1A』は、先進的なレーダー、電子戦および通信システム、追加の戦闘能力、および改善されたメンテナンス機能を備えています」と投稿しています。

なお、インド空軍は2021年2月に同機を83機購入することを発表し、最初の機体は3年以内に納入され、2028年2月までに全機の納入を完了する予定となっていました。しかし、3年以上経過した2024年3月28日が初飛行ということで、当初の予定からは遅れが生じているようです。

インドの国産戦闘機「テジャス」(画像:インド国防省)。