大阪府寝屋川市に拠点を置くAiZRobo株式会社(アイズロボ:代表取締役 久保光男)は、産業用ロボットをメインとした企画、設計、製造、据付を主要サービスとして提供しており、2030年以降を目処に宇宙進出に向けた新たな挑戦を発表致します。

アイズロボは、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。

このプレスリリースは「アイズロボ」の夢です。

  • 技術の進化と協働ロボットの再評価

産業用ロボットに加えて協働ロボットという分野が注目を浴びています。かつてはAGV(無人搬送車)として30年前に一世を風靡しましたが、当時の技術では長時間の稼働には課題があり、一時影を潜めていました。しかし、近年の技術革新によりリチウム電池やワイヤレス充電、マッピング技術などが進化し、大手ネット通販企業などで採用され世界的的な注目を集めています。また、技術の大幅な進歩により協働ロボットの精度は過去に比べ飛躍的に向上し、ビジョンカメラを用いれば誤差は±0.1mm以内で修正が可能です。

  • 困難を乗り越え、新たな挑戦に向かう

新型コロナウイルスの流行により、世界中に混乱が広がりました。当社も例外ではなく、業績の急減や人員削減など存続の危機に直面しましたが、そんな中でも私たちは絶望することなくチャンスを見出すべく経営の改善などできる限りの改革に取り組んできました。逆境の中、諦めなかったことは「社員」と「夢」と「技術」への情熱が冷めなかったからだと代表の久保は語っています。そして私たちが今回新たな挑戦として取り組むのは、「協働ロボットが宇宙で活躍する姿を見たい!」合言葉に世界各国が参加するアルテミス計画で当社が設計する協働ロボットが採択されることです。有人月面着陸は2026年中に変更されましたが、有人着陸が成功した暁には宇宙開発は加速の一途をたどると予測されます。月面基地の建設や完成後に協働ロボットが活躍する姿を夢見て、AiZRoboは単なる技術開発にとどまることなく人類の未来を切り拓くために立ち上がります。

  • 月面上での作業を想定した開発

工場内での作業の一例として、重量30kgの原材料バキュームを使って1名が運搬、もう1名が自体重用いて圧縮するという作業がありました。こうした身体的に重労働となる作業を協働ロボットが補うことによって省人化や生産の効率化を図り、また 「目」となる3Dロボットビジョンと連動することによって縦と横だけでなく高さや文字なども判別し、取りこぼしを防ぎます。

  • 走行レーンのついたパレタイズシステム

別の事例としてアイズロボでは「ロボットアームに走行レーンのついたパレタイズシステム」を開発中です。充電式AGV2台とロボットアームに走行機を加えたシステムで、ロボットアームにはカメラを2種類搭載しており、規格外や異なった対象物をセレクトして仕分けを行います。その物品が積まれたパレットをAGVが搬送し、パレットがなくなった箇所には補充も可能です。ご紹介した事例は既に利用されている技術ですが、アイズロボではその精度をより高めることで地上では誤差の少ない作業で効率化を図り、より緻密な作業を必要とする宇宙空間では作業そのもの精度向上が役に立つと確信しています。宇宙進出をする中で工場内外での作業は確実に発生します。

現在の技術では無尽蔵にロケットを打ち上げることは困難なため部品をそれぞれ分割してステーションに送り、組み立てることが当たり前となっています。ステーションの外や月面基地においては「協働ロボット」と「人」がそれぞれ役割を分担し、月での素材収集や簡単な反復作業、組み立てをロボットが、付加価値の高い業務に人が専念することができると考えています。

  • アイズロボ株式会社 代表取締役 久保 光男

当社は常に夢と挑戦を追及してきました。現在、私たちは生産現場の課題解決に貢献しており、今後も様々な課題に取り組み、解決に導くことを目指します。今回の協働ロボット開発は、宇宙産業への一翼を担う未来を見据えた取り組みと考え、我々の技術力を結集して逆境に立ち向かい、自らの創造性で未来を切り拓く覚悟です。これは単なるビジネスではなく、人類共通の夢を追い求める冒険ともいえます。今回の「夢」にとどまることなく産業用ロボットの分野でリーダーシップを発揮する、AiZRoboにご期待ください。

「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。

配信元企業:アイズロボ株式会社

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