東芝デジタルエンジニアリングは4月1日、運用や保守が困難になったシステムのプログラムを生成AIで解析し、設計図や構成を導き出す「生成AI活用リバースエンジニアリングサービス」の販売を始めると発表した。

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 システム担当者が転職・退職するなどし、運用・保守が難しくなったシステムについて、人手よりコストを抑え、短時間でリバースエンジニアリング(逆設計)できる上、同社のエンジニアからシステム刷新などの提案なども行えるという。

 システムのプログラムや運用マニュアルなどを生成AIに取り込みんでプログラム構造を解析させた上で、同社のエンジニアが正当性を検証して設計書を作成・整備する。

 生成AIで解析した結果から、システムの安定稼働に役立つドキュメント作成やプログラムの最適化、システム試験のテストケース生成、システム刷新などの提案も可能だ

 ドキュメントが適切に更新されていないシステムでは、経緯を知る担当者しか運用・保守できない状態になり、担当者が転職などで不在になると、運用・保守が困難になるケースが増えているという。新サービスでこうした課題に対応できるとしている。