カン・ウンタク主演の韓国ドラマ「復讐の花束をあなたに」が、BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて4月1日(月)より毎週月~金曜の昼4時30分~昼5時で放送を開始する(※同日深夜0時~0時30分に再放送)。韓国では2020年9月から2021年2月まで放送され、最高視聴率23.4%、同時間帯視聴率No.1を記録した大ヒットドラマだ。悪女によって2度も人生を奪われた男が“復讐の鬼”と化す様子が描かれ、話題性のあるキャストと“ドロドロ”とした内容も相まって注目を集めた。そこで本記事では、「復讐の花束をあなたに」の見どころやあらすじを紹介する。

【写真】美しすぎる悪女…ユラ役を演じるイ・チェヨン

■自分を裏切った人すべてに復讐を…韓国で大ヒットしたマクチャンドラマ

2020年に韓国KBSで放送され大ヒットを記録した本作。韓国人が好む“マクチャンドラマ(ドロドロとした愛憎劇)”としての要素と、話題性のある豪華なキャスティングで瞬く間に人気を博した。

本作では、事故によって“7歳の知能”になったイ・デプン(カン・ウンタク)が、隣人で幼馴染であるハン・ユジョン(オム・ヒョンギョン)の双子の姉・ユラ(イ・チェヨン)と関りを持ったことで物語が大きく動き出す。

ユラは自分の子供を金持ちであるデプンの子に仕立てあげ、無理矢理結婚しただけでなく、デプンの財産を持って姿を消すという行動に出る。さらに不幸は重なり、デプンは大切な母親を失い、命まで狙われることに…。

そのショックから、デプンはサヴァン症候群になり覚醒。5年後、名前を変え検事となったデプンは、自分を裏切った人すべてに復讐を開始する――という内容が描かれる。

“復讐劇”として評価の高い本作のメガホンを取ったのは、「千秋太后(チョンチュテフ)」や「恋するダルスン~幸せの靴音~」など数多くのヒット作を手掛けるシン・チャンソク。また脚本は、「人形の家~偽りの絆~」などを手掛けるイ・ジョンデが担当している。

■イ・チェヨンの怪演ぶりにも注目

本作の主演を務めるのは、「白夜姫」や「最後まで愛」など数多くのマクチャンドラマに出演し、役柄の幅を広げてきたカン・ウンタク。7歳の知能しか持たない青年から、天才的な記憶力を持つ検事への変貌ぶりが絶賛され、2020年KBS演技大賞では優秀賞を受賞した。

ネット上でも「カン・ウンタク、まじで7歳にしか見えないから怖い」「カン・ウンタクは“カメレオン俳優”だね。どんな役もそつなくこなしてる」など、彼の演技力を評価する声が上がっている。

また、デプンが復讐に燃える相手の一人であり、関わった全ての人を地獄に突き落とす“絶世の悪女”ユラを演じたイ・チェヨンにも注目したい。彼女は「カッコウの巣」や「愛よ、お願い」などで抜群の存在感を見せ、カン・ウンタクと同様KBS演技大賞で優秀賞を受賞。

ネット上では「ユラ役のイ・チェヨンが怪演すぎて震える…」「自分の野望のためなら手段を選ばないユラが恐ろしい」など、ユラのキャラクター性やイ・チェヨンの演技力を絶賛するコメントが寄せられていた。

そして、デプンを“オッパ(お兄さん)”と呼び、デプンが行方不明になってからも必死で探し続ける、一途な幼馴染でユラの双子の妹・ユジョン役にはオム・ヒョンギョンが抜擢。彼女は「青い鳥の輪舞」や「被告人」「2番目の夫」などの話題作に出演してきた実力派女優だ。一途な女性を健気に演じ、話題を集めた。

そのほか、デプンの母親で悲惨な運命をたどる母親・ギョンへ役には「太陽を抱く月」などに出演したヤン・ミギョンが、ユラの契約結婚相手でユジョンに想いを寄せるPLグループの本部長、チャ・ソジュン役には、もともと新大久保でボーイズグループ・KINOのメンバーとして活動し俳優に転向したイ・シガンが担当している。

実力のある俳優陣とスタッフによって作り上げられた本作は、スピーディーな展開と驚愕の事実の連続で、まさに“予測不能”。デプンが正体を偽り死の底から這い上がっていく様子は、人気ドラマ「ペントハウス」に似た疾走感すら感じる。

■「復讐の花束をあなたに」第1話あらすじ

高校生の頃、ある事故で7歳の知能になってしまう障害を負った主人公のイ・デプン。母親で社長のギョンへからサポートを受け生活していた。ある時隣に住むユジョンが海苔巻きを路上販売していたがなかなか売れず…そんな時デプンが手伝うとなんと完売。ユジョンはデプンが障害者と知っても優しく手を貸していた。

一方、ユジョンの双子の姉でアナウンサーのユラは、自分の夢を追いDJ試験を受けており、恋人のジュンソクとは順調のようだ。御曹司で人柄も良いジュンソクをユラは誇りに思っていた。

その後、ユジョンが働くカフェでアルバイトをすることになったデプンは、牛乳アレルギーを持つ客に対し誤って牛乳入りの飲み物を渡してしまい、母親のギョンへと謝りに行くことに。

デプンとギョンへは客に“障害者を雇うな”“障害者施設に入れろ”などの暴言を吐かれ落ち込むが、“息子を置いて死ねない”とギョンへは固く決意する…。しかし、そんな矢先にギョンへに血液がんが見つかり、医師からは“余命2~3年”と告げられてしまうのだった――。

「復讐の花束をあなたに」より/Licensed by KBS Media Ltd. (C) 2020 KBS. All rights reserved