いまや国民的人気を誇るアイドルグループ・日向坂46。2022年9月には4期生メンバーを新たに迎え入れ、さらなる躍進を目指している。NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」では、まだまだフレッシュな4期生メンバーが偉大な先輩たちに追いつくためのオリジナル番組「日向坂になりましょう」を配信中。街ブラロケを学ぶ第3回は、平尾のアドリブ力に目が釘づけになる回だった。

【写真】4期生の「おもてなし回」でも存在感を見せた平尾帆夏

■街ブラロケのつかみ挨拶をゲット

お笑いコンビ・なすなかにしの中西茂樹と那須晃行を講師に招いた今回。街ブラロケを学ぶべく石塚瑶季、清水理央、平尾帆夏、藤嶌果歩の4人が、東京北区にある十条銀座商店街に向かう。だがその前に、“ロケはつかみが大事”ということで1つネタを仕込むことに。

なすなかにしの2人といえば、息のあった小ボケの連続が代名詞。2人のギャグを参考に、4人がオリジナルの登場挨拶を考案する。肩を寄せ合って相談していたところ、石塚が「わかったわかったわかった!」と興奮気味にアイデアを提案。「1!」「2!」とカウントしながら4人が登場し、最後に「GO~!」と全員で締めるというかわいらしい挨拶が決まった。

実際に街へ出たところで、先ほどの“カウントで登場する”かわいいつかみを披露する4人。「1!」「2!」から「GO~!」とキュートさ全開の挨拶が決まったかと思いきや、挨拶を終えた4人に異変が。どうしたのか問うと、藤嶌が「間違って5って言っちゃいました」と告白する。

4人それぞれが1~4で登場、最後に次の数字である「5」とかけて全員で「GO」と唱和する…という構成なのだが、「4」で顔を出した藤嶌が先に「5」まで口にしてしまったということらしい。顔を真っ赤にした藤嶌のミスに、なすなかにしも含め全員が笑いに包まれた。

実際に十条商店街を歩きながら、「食レポ」「ナレーション用カットの撮り方」「取材交渉」など街ブラロケに必要なテクニックを伝授される4人。特に光っていたのは、藤嶌の1分間リポートだ。

街ブラにもさまざまな種類があり、「尺が決まっている中継リポート」もそのうちの1つ。清水が取材交渉のすえ許可をもらった店で、1分間のリポートに挑戦していく。そこで名乗りを上げたのが、学生時代に毎朝「1分間スピーチ」をこなしていたという藤嶌。1分という時間は意外に長く、間を持たせるための力が試されるところだ。

だがいざスタートしてみると、驚くほどの対応力と時間感覚を見せる藤嶌。お店の紹介はもちろん、店内のアイテムを説明しつつお店の人におすすめを聞くほどの余裕を見せた。最後は「ぜひ皆さん、こちらの商店街に来てみてはいかがでしょうか!じゃあね~バイバ~イ!」と1分にばっちり収める。

見事なリポートにはなすなかにしから惜しみない拍手を贈られ、見学していた3人も大絶賛。“時間内にリポートを収める”のは本職のアナウンサーでも難しいといわれるだけに、活動の幅が広がりそうな期待を持たせる一幕だった。

■平尾の度胸と小ボケ力

今回の街ブラロケで目立ったのは、平尾の度胸と小ボケ力。たとえばつかみの挨拶では、中西からもう1つ欲しいと声がかかったときに平尾からアイデアが飛び出した。「もう後ろを向いた状態から話しちゃうみたいな」「カメラに背を向けてたってボケをしたいです」となすなかにしのお株を奪うような小ボケ案で、「ゾッとしてるわいま」と芸人をうならせる。

「はい!ロケが始まりました!」「いえーい!」「…ちょっと待って!」と背中を向けたままの4人が、「カメラ、後ろだった!」と声を合わせて振り向く。なすなかにしが拍手と「すばらしい!」で絶賛するハイレベルな登場ボケができあがったかたちだ。

その後も食リポ後に「食べたらすぐ次のカットに行くため、スタッフさんに食べきれないものやゴミを渡す」と教わったところ、「じゃあ」と那須に食べきれなかったメンチカツをパス。「誰がスタッフや!」とツッコミを入れるなすなかにしだが、最終的には「ありがとうね」とお礼がこぼれるほどきれいな小ボケが決まっていた。

スベることを恐れない胆力や教わったことをすぐさま実行する素直さ。関係を築けた芸人の特性を掴んだフリなど、平尾のバラエティ力に驚かされた第3回。いまの活躍もうなずける才能の片鱗は、このころから見え隠れしていたようだ。

街ブラロケでキュートすぎる“つかみ”をゲットする4期生<日向坂になりましょう> ※画像はWEBザテレビジョン タレントデータベースより