「黄河保護法」が2023年4月1日に施行され1年がたちました。黄河流域は生態系の保護と改善で成果を出し、河川、湖、貯水池の生態環境は改善を続けています。

ここ1年、10大重点河川にある重要な20カ所の主要な制御断面の生態流量はすべて基準に達しました。重点区域では生態補水措置が相次ぎ実施され、黄河流域最大の機能性湿地・内蒙古自治区バヤンノール市(巴彦淖爾市)にあるウランスハイ(烏梁素海)、河口デルタ周辺、華北の地下水乱開発区域に累計14億4800万立方メートルを補水し、24年にわたり黄河本流が枯れることを防ぎました。黄河の集中土砂排出期に、支流にあるダムから清流を初めて放流し、砂が水生生物と生息地に与える影響を削減し、砂の排出や泥の堆積の削減、生態保護などの目標を達成しました。また、土壌侵食の包括的な管理を強化し、流域の土壌浸食面積と強度の「二重削減」も実現しました。2023年の土壌浸食改善面積は、1万2500平方キロに達しました。

「黄河保護法」は「長江保護法」に次ぎ、中国で2番目の流域生態系保護に関する法律です。(提供/CRI)

「黄河保護法」が2023年4月1日に施行され1年がたちました。黄河流域は生態系の保護と改善で成果を出し、河川、湖、貯水池の生態環境は改善を続けています。