11月22日(金) に公開される映画『六人の嘘つきな大学生』の新キャストが発表された。

本作は、「2022年本屋大賞」にノミネートされ現在までに累計45万部を突破している浅倉秋成による同名小説の映画化作品。就職活動を舞台に大学生6人の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、そこで明らかになった6人の「嘘」と「罪」の真相が、クライマックスで次々と伏線回収されていく。監督は『キサラギ』『ストロベリーナイト』などで知られる佐藤祐市、脚本はドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』で第35回向田邦子賞を受賞した矢島弘一が務める。

これまで、大学生6人のうち、主人公・嶌衣織役の浜辺美波波多野祥吾役の赤楚衛二、そして九賀蒼太役の佐野勇斗の3名が発表されたが、今回新たに残りの3名がアナウンスされた。

お茶の水女子大学で国際文化を学び、語学力と人脈に絶対的自信を持つ学生・矢代つばさ役に山下美月一橋大学社会学部社会学科の学生で、口数が少なく冷静な性格だが分析力に優れており、公認会計士の資格を持つ森久保公彦役に倉悠貴、高校時代は野球部のキャプテンでスポーツマン、明治大学国際日本学部に在学し、ボランティアサークルの代表を務める袴田亮役に西垣匠が決定した。

矢代という役については、山下は「不器用な性格故に誤解されやすく、けれど真っ直ぐで愛おしいキャラクターでした。強気な発言の裏に隠れる脆さもあり、共感できる部分も多かったです」と自身と重ね合わせながら演じた様子。「思う存分6人全員を疑って、そして信じていただけたら嬉しいです」と熱い想いも語った。

また、本作について倉は「多くの人が経験する就活の中で浮き彫りになっていく人の本質と多面性、散りばめられた伏線、ワンシチュエーションでの会話劇。世代を選ばず、多くの方に楽しんでいただけると思います」とコメント。元々原作のファンだったという西垣は「この作品に携わることが出来ると知ったときは心が躍るような気持ちでした」とオファーを受けた時の喜びを語ると、「最後まで気持ちを切らさずに頑張れたのは、共演者みんなで励まし合い、ディスカッションし合いながら、作品作りができたからだと思います」と、作品の中の世界だけではなく、厳しい撮影も6人で一丸となって乗り切ったことを明かした。

併せて、6人の大学生たちの裏の顔が垣間見えるティザー映像「~嘘つきのあなたへ篇~」も公開された。嶌による「この中に嘘つきがいること、私は知っているから」という衝撃の告白から始まる映像は、最終選考に残った優秀で善良な6人が、謎の告発文をきっかけに裏の顔が暴かれることで、疑い合い、豹変していく姿を映し出した緊迫感のある映像となっている。

山下美月 コメント
矢代つばさを演じました山下美月です。
原作の掌で転がされていく展開に心を惹かれ、ここが伏線だったのか!と、気づけば本が付箋だらけになっていました。
矢代は、不器用な性格故に誤解されやすく、けれど真っ直ぐで愛おしいキャラクターでした。
強気な発言の裏に隠れる脆さもあり、共感できる部分も多かったです。
撮影現場は、6人のヒリリとした空気はどこから作り出されたのか?と思うほど、裏では笑いが絶えませんでした。
脚本を読みながら6人で語り合ったり、他愛も無い話をしたり、日々チームワークが深まっていく実感がありました。
本作は、感情が露わになり、冷静さを欠いていく人間の姿が怖くも面白い作品だと感じております。
思う存分6人全員を疑って、そして信じていただけたら嬉しいです。

■倉悠貴 コメント
森久保公彦役を演じました倉悠貴です。
初めて原作を読んだ時、次の展開が気になってページを捲る手が止まりませんでした。
多くの人が経験する就活の中で浮き彫りになっていく人の本質と多面性、散りばめられた伏線、ワンシチュエーションでの会話劇。
世代を選ばず、多くの方に楽しんでいただけると思います。
宜しくお願いします。

■西垣匠 コメント
袴田亮役を演じました西垣匠です。
原作のファンだったので、この作品に携わることが出来ると知ったときは心が躍るような気持ちでした。
そして、浜辺美波さん、赤楚衛二さんをはじめ、このキャストの中に自分も参加させていただける喜びと、佐藤監督ともご一緒できることが嬉しかったです。
最後まで気持ちを切らさずに頑張れたのは、共演者みんなで励まし合い、ディスカッションし合いながら、作品作りができたからだと思います。
皆様より一足先に観させていただいたのですが、緊迫感満載で、笑いも涙もある伏線だらけの作品になっております。
袴田亮の表の顔も裏の顔も全部、さらけ出しました。
どうぞ劇場で、お楽しみください。

<プロデューサー:稲垣優 コメント>
山下美月さんについて
これまで「アイドル」と「女優」という異なるふたつのフィールドで活躍を続けてきた山下さんの姿を拝見して、「二面性をどう演じるか」が最も重要なポイントであるこの作品において、矢代つばさという役をどう演じるのかを観てみたい、という思いでオファーしました。
撮影中は、こちらの期待をさらに超えるパフォーマンスを連日披露されており、今年乃木坂46を卒業される山下さんの新たな1ページにふさわしい、「映画女優」としての魅力溢れるお芝居を、是非スクリーンで体感していただけたらと思います。

■倉悠貴さんについて
原作を読んだ時から森久保役には倉さんの顔が浮かび、「当て書きしたのでは?」と思えるほどのハマり役でした。
ちょうど撮影中は映画『OUT』の公開直前でしたが、ヤンキーとはほぼ真逆の森久保を見事に演じられており、その演技の幅広さに大変驚かされました。
同時に、現場で次にどんなお芝居をしてくるか分からない予測不能さも持ち合わせており、いつもワクワクしながら倉さんの演技に見入っていたのを思い出します。

■西垣匠さんについて
これまでピュアな好青年を演じることの多かった西垣さんは、大らかなイメージの袴田にピッタリだと思いオファーしましたが、それだけではない新たな袴田の魅力を、西垣さんにお芝居で引き出していただいたのがとても大きな発見で、西垣さんだからこそ表現できる袴田亮が、そこにはありました。
そして、詳しくはまだお伝えできませんが、映画のサスペンスパートを最初に担うのが袴田。
西垣さんにはその緊張感も見事に表現していただきました。是非ご期待ください。

『六人の嘘つきな大学生』ティザー映像「~嘘つきのあなたへ篇~」

<作品情報>
『六人の噓つきな大学生』

11月22日(金) 公開

公式サイト:
https://6uso-movie.toho.co.jp/

(C)2024「六人の嘘つきな大学生」製作委員会

左より)倉悠貴、山下美月、西垣匠