映画「エイリアン」の象徴的なシーンに、幼体のチェストバスターが寄生した人間の腹を突き破って出てくるシーンがあるが、まずそれを連想してしまうのは私だけではないはずだ。
ベトナムで、激痛を訴えた男性の腹部から長さ30cmもある生きたウナギが外科医により摘出された。
医師らもこれには驚き、ウナギのように長く大きなものがどうやって生きたまま体内に入ったのか?と疑問に思った。そこで男性にそう質問したところ、彼は言葉を濁したという。
ということで本文では、実際にウナギが摘出されている症例写真が出てくるので、耐性のない人は留意が必要だ。
3月20日、34歳の男性が激しい腹痛と痙攣を訴え、ベトナムのクアンニン省にあるハイハー地区医療センターに緊急入院した。
患者はあまりの痛さに話すことができなかったため、病院スタッフがX線検査と超音波検査を行ったところ、腹部に異物があり、腸に穴が開いており、腹膜炎(腹膜の炎症)を起こしていることが判明した。
医師たちはすぐに手術を行い、この長い異物を取り除き、腸へのダメージを軽減することが最善の策だと判断した。
早速手術が行われ、患者の腹部を開いた医師たちは驚いた。胃の中から長さ30cmもある生きたウナギが出てきたのだ。
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摘出されたウナギ / image credit:nguoiduatin
摘出手術は成功、男性は回復に向かう
医師たちは、男性の胃から生きたウナギを摘出することに成功。さらに壊死した大腸部分を切除するという手術を行った。
幸運にも手術は成功し、男性の容態は回復した。
術後の軽い腹部の不快感があるものの、しばらくの間病院で経過観察をした後、退院できる見込みだそうだ。
摘出中もウナギは生きていたという / image credit:docnhanh
どのように生きたウナギが入ったのか?
男性は、医師に大きなウナギがどのようにして腹部に入ったのかと尋ねられたが、言葉を濁したという。
医師たちは、ウナギは肛門から入れられて直腸を上がり、患者の結腸まで這い、腸を噛み切って胃の中に入ったと推測している。
References:Doctors Remove Live Eel from Man’s Abdomen in Bizarre Medical Emergency/ written by Scarlet / edited by parumo
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