俳優の長澤まさみ4月1日、都内で行われた映画『四月になれば彼女は』(公開中)のティーチ・イン付き大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した。

【全身ショット】華やかなアクセサリーとニットドレスで登壇した長澤まさみ

 長澤はツヤ感のあるニット生地のドレスで登場した。イベントでは、恋愛のお悩み相談も実施。ある女性が「好きな人がみんなに優しくてやきもちをやいてしまう」という悩みが。長澤は「みんなに優しいことはね、いいことだな、ときっと思われてると思うんです。その優しさが、ときどき自分には凶器になるような感じがするのかなと思うんですけど。でも、それって自分の中で、相手に対して、なんかしこりになってるものがあって。どうなんだろうって謎に感じてる部分っていうのがあるのかなって思うんです。それに気づいてるけど、やっぱり好きな気持ちっていうものが先行してまだ自分の中にあるから、見ないふりをするっていうのもあるのかなっていう印象がある」と分析する。

 続けて「やきもちを焼くっていうのは悪いことではないと思うんだけれど、それはイコール自分の気持ちに気づく時でもあるのかなって思う。それと、これから自分がどういうこれからの人生を歩みたいかっていうので、そのやきもちと向き合うっていうのが1番大切かなと思う」と金言。「やきもちを焼いてる時間がまだ自分では耐えられるとか、今はこれがいいって思うんだったら、そのままでもいいと思うし、それが違うんだっていう思いがあるなら、その気持ちに素直に行動することが大事だと思います」と深層心理に問いかけるような回答をした。質問者は思わず「先生、着いていきたい!」と感激し、長澤は「占いの館へ、ようこそ」とおちゃめに笑っていた。

 イベントには、佐藤健森七菜、山田智和監督も登壇した。

 映画プロデューサーで、小説家としても数々の話題作を生み出してきた川村元気の恋愛小説を映画化。婚約者との結婚を控えた精神科医の主人公・藤代俊役を佐藤健、結婚を直前に控えて謎の失踪を遂げる藤代の婚約者・坂本弥生役を長澤まさみ、藤代が10年前に交際していた初恋の女性で世界中を旅しながら藤代に手紙を送る伊予田春役を森七菜が演じる。ウユニ、プラハアイスランド、そして日本で撮影を敢行した純愛映画となる。

 長澤も「私も演じてて、弥生に対してすごく大胆な行動をとる人だなっていう印象があったり」と振り返る。それでも長澤は「私のせいじゃない。私に言わないでください」と苦笑いすると佐藤は「長澤さんが演じるからリアリティがある!『ごめん、俺が悪かったな』って思った」と吐露して笑いを誘っていた。

恋の悩み相談に金言でドヤ顔をした長澤まさみ (C)ORICON NewS inc.