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 この春、新しいビールが登場!

 キリンビールはビールの新ブランド「キリンビール晴れ風」(以下、晴れ風)を4月2日より発売します。

 「キリンラガービール」(以下、ラガー)や「キリン一番搾り生ビール」(以下、一番搾り)に次ぐ、定番ビールを目指した新ブランド。キリンビールから、クラフトビールなどではないスタンダードなビールで、通年販売される商品が登場するのは、17年ぶりなんだとか。

17年ぶりのキリンの新スタンダードビール

 この「キリンビール晴れ風」。名前が明かされない状態で3月下旬から、内村光良さん、天海祐希さん、今田美桜さん、目黒蓮さんによるTVCMが流れており話題を集めていましたね。3月26日に、ようやく名前が「晴れ風」であると発表されました。

 さて、気になる詳細をチェックしていきます。

 麦芽100%を使用した、アルコール5%の純然たるビールカテゴリー。350ml缶と500ml缶の2サイズ展開。価格帯は、一番搾りと同じとのことです。

 味は、若手の醸造家が中心になって開発を担当し「ラガーや一番搾りにはない新しい味覚」に挑戦。マスターブリュワーのアドバイスを取り入れながら、食事を邪魔しない繊細なおいしさや、飲むほどにまたのみたくなるおいしさのバランスを目指したと言います。

 そうして完成したビールは、「ビールとしてのうまみや飲みごたえ」と「飲みやすさ」を両立させた、「ビールのきれいな味」が感じられるバランスの良い味わいを実現。爽やかな柑橘香が特長の、日本産希少ホップ「IBUKI」を使用している点も特徴です。

「桜」や「花火」に寄付ができる

 また、晴れ風の大きな特徴は、桜、花火といった「日本の風物詩」を守る活動に取り組みに参加できる点。その名も「晴れ風ACTION」です。

 花見や花火にビールはつきものですよね。そこで、晴れ風では「ビールを飲むよろこびを広げてくれた日本の風物詩を守りたい」という思いから、売上の一部を活用して、継承の危機にある地域の桜や花火の支援につなげます。

 4月2日からは第一弾として、日本全国の「桜」をテーマにした応援活動をスタート。晴れ風を購入すると、350ml 1缶につき0.5円、500ml 1缶につき0.8円が自動的に寄付される仕組みです。寄付先は、用途やテーマごとに、公募審査により選出された全国の47自治体(市区町村)。

 また缶の裏に印字された二次元コードなどから専用サイトにアクセスすると、1日1回0.5円分の“晴れ風コイン”が無料で付与され、応援したい自治体を選んで寄付することができます。

 専用サイト上では、「晴れ風ACTION」の寄付総額を確認できるほか、それぞれの桜に対して応援メッセージや写真を投稿できる機能も。参加証明書をSNSでシェアすることもできますよ。

 今年の第二弾は、日本全国の「花火」をテーマにした応援活動を予定しています。

 そんな、風物詩の保全活動へ寄付できるビール。キリンのスタンダードとしては斬新な取り組みです。3月末に都内で開催された発表会で、キリンビール 堀口代表取締役社長は、「晴れ風を一番搾りに次ぐ2大柱に成長させるべく、初年度の販売目標数は約430万ケース、そして将来的には、一番絞りの売上に対して約半分の規模、そしてさらにはそれ以上を目指していきたい」と高らかに宣言しました。

気になる「晴れ風」の味は?

 気になる味ですが、実際に飲んだ感想はどうでしょう? CMに出演した内村光良さん、天海祐希さん、今田美桜さん、目黒蓮さんらは、「コクと苦みがあるけど、スッキリもしている」「爽やか」「口に入った瞬間に“ビールです!”って主張するけれど、スパンと切れ味がよい」など感想を教えてくれました。

 私もいち早く試飲してみました。飲んだ瞬間にふわっとビールの旨みがして、後味は雑味が残らずスッと抜けていきます。缶で飲むと甘みが感じやすく、グラスに注ぐとスムースな泡が立ってよりスッキリと飲めました。キリンビールというと一番搾りの印象が強いですが、まったくの別物。

 一番搾りと比べて“やや軽い”という印象もあり、とにかく、すこぶる、飲みやすいです。個人的には、名前のとおり晴れた日のお昼から、気持ちよい風を感じながら飲みたいビールだなと思いました。

 キリンの晴れ風はついに4月2日販売開始。春の訪れと共に登場したまったく新しい新ブランド、クピッといっちゃいましょう!

キリン「晴れ風」は新しい“寄付”できるビール 気になる味は?