株式会社レイヤード(本社:福岡市博多区、代表取締役:毛塚牧人 以下レイヤード)は、当社が企画・開発するPRM(患者管理システム)Kakarite(カカリテ)を4月1日より正式に販売開始することをお知らせいたします。カカリテの販売開始に併せて、令和6年度の診療報酬改定で示された新しい生活習慣病管理について効率的に対応ができるよう、カカリテとWEB問診Symview(以下シムビュー)の電子同意書機能を活用するサービスの提供も開始いたします。

  • 2024診療報酬改定において生活習慣病の管理方針が変更

令和6年度(2024年)の診療報酬改定で、外来医療においては効果的・効率的な生活習慣病対策やかかりつけ医機能の推進が焦点になりました。本改定で、高血圧症、糖尿病、脂質異常症を特定疾患療養管理料の対象から除外し、生活習慣病管理料に一本化することが決定しました。

従来の生活習慣病管理料の要件は緩和されましたが、生活習慣病管理料(検査等の費用を包括するI、包括しないIIともに)では、療養計画書を作成の上、その内容を患者に丁寧に説明した上で、患者の同意を取得する必要があります。なお、この療養計画書は約4ヶ月に1回作成します。

本改定では、足元の医療費削減はもちろんのこと、生活習慣病の領域において医療者と患者が情報共有しながら、ともに治療等の意思決定をしていくことが求められているといえます。患者が自身の疾患と向き合い、積極的に治療に参加することで重症化を予防し、将来的な医療費の削減を見据えていることが伺えます。

医療のあるべき姿を目指す格好にはなっていますが、内科を中心とした診療所において、高血圧症、糖尿病、脂質異常症のすべての患者を生活習慣病管理料に移行するには、療養計画書の作成と患者への説明および同意の取得を行う必要があるため、膨大な作業が発生します。

そこで、レイヤードでは、患者データベースを構築できるカカリテと、患者の同意を取得できるシムビューの電子同意書機能を組み合わせて活用することで、本改定に効率的に対応できるパッケージを用意し提供することといたします。

  • 生活習慣病管理パッケージについて

本パッケージでは、PRM(患者管理システム)カカリテと、WEB問診Symview(電子同意書機能含む)、およびレイヤードが保有する患者指導デジタルコンテンツを組み合わせて活用することで、療養計画書の作成から患者同意の取得までの一連を対応できるようにします。

・効率的な療養計画書の作成…Symview(WEB問診/電子同意書)

患者には自宅で事前学習してもらい、院内で指導を行った上で電子サイン(同意)を取得します。

・患者管理の徹底…PRM(患者管理システム)Kakarite

従来、特定疾患療養管理料で算定していた患者を一覧化し、移行状況を管理します。さらに、患者ごとに療養計画書作成の時期を管理し、当月に作成が必要となる患者を一覧で把握できます。

・指導体制の整備…患者指導デジタルコンテンツ

生活習慣病指導の内容について患者の理解を促進するため、事前学習用のコンテンツ(動画やスライド等)を用意しています。

  • PRM(患者管理システム)Kakariteとは

カカリテは、医療者と患者の関係性の管理を支援するPRM※(患者管理システム)です。従来、複数のシステムで個別に管理されてきた予約・問診・レセプトデータを集約し、患者データベースを構築します。これにより、患者の受診・離脱状況を把握し、適切なタイミングで患者に個別アプローチすることが可能になるため、治療の離脱防止を目指します。

レイヤードは、2022年7月1日にカカリテβ版をリリースし、医療現場でのテストユースを継続してまいりました。テストユースで明らかとなった課題から、機能実装や改善を経てこのたび、正式に販売を開始するはこびとなりました。

Patient Relationship Management

PRM(患者管理システム)Kakariteの主たる機能

・患者データベース

レセプトファイルのアップロードや予約・問診データと連携することで、受診に関わる情報を一所に集約し患者データベースを構築します。CRMのような活用に加え、医院経営における重要指標をレポートにする機能を搭載しており、経営データを可視化することに役立ちます。

・離脱フォローアップ

疾患等の患者グループごとに治療離脱予備群を管理することができます。離脱予備群を一覧化し、受診状況を踏まえた個別アプローチが可能です。適切なタイミングで、治療中断によるリスク等を啓発し、受診を促すことで、離脱防止から重症化予防を目指します。

・治療計画管理

疾患等ごとに必要な定期検査や処置を管理することができます。レセプトデータの実績と突合することで、患者ごとに検査・処置等の実施計画と実績を管理することができます。実施間隔(期間)を管理できるため、必要な検査や処置の対応漏れを防ぎます。

  • WEB問診Symview・電子同意書機能

WEB問診Symviewの電子同意書機能は、「紙の同意書」を「クラウド型のWEB問診」上で運用し、患者が納得して治療を受けられるようアシストします。弁護士が監修し、法律に準拠した形で電子同意書を運用できます。

WEB問診Symview・電子同意書の特徴

・患者の事前学習をサポート

検査・治療内容を患者自身のスマホで事前学習できる仕組みです。イラストや動画でわかりやすく解説します。自宅等、落ち着いた状況で確認できます。

・患者の不明点を医療者が対面で重点説明

事前学習時の不明点はシムビュー上で記録され、医療機関側の管理画面ではハイライトされます。不明点は院内でスタッフから重点説明し、不明点を解消します。

・同意書データはサーバに5年保存

同意書は、本サービスを運用するサーバ上に5年間保存を担保します。紙の保管が必要なく、保管スペースの削減にもつながります。

  • 詳細について

ウェビナー開催:4月18日(木)19:00~

外来診療・在宅医療を中心に、今回の診療報酬改定について最新情報の解説と、各項目のDX対策をご紹介します。本ウェビナーでは、生活習慣病管理料、および、上記パッケージについての詳細もご案内いたします。ご参加は無料ですが、事前のお申し込みが必要です。お気軽にお申し込みください。

▼詳細・参加お申し込み

https://layered.inc/webinar/20240418/

特設サイトにて資料公開中

クリニック経営者がおさえておきたい診療報酬改定の項目をピックアップし、各項目の概略と詳しい対策、DX製品の運用フローについてまとめた資料を無料で配布しています。生活習慣病管理料についても詳細に掲載しておりますので、お気軽にお申し込みください。

▼特設サイト・資料ダウンロード

https://layered.inc/kaitei2024

▼PRM(患者管理システム)Kakariteのサービスサイト

https://layered.inc/kakarite/

▼WEB問診Symview・電子同意書のサービスサイト

https://layered.inc/symview/

https://layered.inc/symview/electronic-signature/

レイヤードは医療DXをトータルで支援します。

レイヤード製品は患者の受診動線に対応します。それぞれが連携することで、受診動線における医療者と患者の接点のすべてをサポートできるよう提供しています。連携性を重視しつつ、1つ1つのプロダクトは独立しているため、必要なパーツのみを利用することも可能です。また、他社システムとの連携も積極的に支援していますので、各医療機関の課題に合わせて柔軟に対応いたします。

患者の受診動線を、レイヤードのプロダクトでトータルに対応することができます。

必要なパーツのみを単体、もしくは、組み合わせて利用することもできます。

すでに導入している他社システムと連携して利用することが可能です。(連携可能な他社システムはお問合せください)

株式会社レイヤードについて

株式会社レイヤードは人に寄り添うテクノロジーで医療インターフェイスを研究・実装し、共創する医療をつくる会社です。医療者と生活者にとってより良い医療体験を目指し、これからの時代に必要とされる「かかりつけ医」機能・医療DXを推進します。

代表:毛塚牧人

設立:1998年7月

事業:クラウドサービス事業・プロフェッショナルサービス事業・メディア事業

拠点:

本社  福岡市博多区博多駅中央街8-27 第16岡部ビル5F

東京  東京都港区芝公園2-2-22 芝公園ビル7F

大阪  大阪市淀川区西中島4-11-21 新大阪コパービル6F 603

名古屋 名古屋市中村区名駅3丁目28-12 大名古屋ビルヂング11階

URL: https://layered.inc

配信元企業:株式会社レイヤー

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ