ワーナー・ブラザースと「ユナイテッド93」「ボーン・アルティメイタム」のポール・グリーングラス監督が、作家T・J・ニューマンのベストセラー小説「Drowning: The Rescue of Flight 1421(原題)」を映画化する新作について、スティーブクローブスが脚本を執筆することがわかった。クローブスは「ハリー・ポッター」シリーズ、「アメイジング・スパイダーマン」、「ファンタスティック・ビーストダンブルドアの秘密」などの脚本家として知られる。

航空会社の客室乗務員だったニューマンの原作は、飛行機太平洋に墜落し、生存者が脱出中に爆発が発生。エンジニアの男性と11歳の娘が深海の崖に引っかかった機体の一部に閉じ込められ、別居中の妻がベテランダイバーとしてレスキュー隊に参加。一刻を争うなか救出計画を練る、という航空サスペンス小説だ。昨年5月に出版されニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストにランクインし、アマゾンウォーターストーンズなどの書店で昨年のベスト小説に選ばれた。

米Deadlineによれば、当初グリーングラス監督が自ら脚色する予定だったが、2018年に米カリフォルニア州で発生した山火事を題材にしたマシュー・マコノヒー&アメリカ・フェレーラ主演の新作「The Lost Bus(原題)」(ブラムハウス製作、ブラッド・インゲルスビー脚本)のメガホンをとることが決まったため、ワーナーの新作はクローブスが執筆することになったようだ。グリーングラス監督は「The Lost Bus(原題)」の後に新作「Drowning: The Rescue of Flight 421(原題)」に取りかかると見られている。

ポール・グリーングラス監督(左)、スティーブ・クローブス(右) Photo by Shane Anthony Sinclair/Getty Images Photo by Stephen Lovekin/Getty Images