2024年4 月1日、日本・東京発: 科学コミュニケーションおよびテクノロジー分野で世界をリードするカクタス・コミュニケーションズは、同社が創設したカクタス財団が、日本の若手研究者を支援する助成金プログラム「エディテージ・グラント 2024」(Editage Grant 2024)への応募を本日より開始したことを発表しました。

2024年4 月1日、日本・東京発: 科学コミュニケーションおよびテクノロジー分野で世界をリードするカクタス・コミュニケーションズ(Cactus Communications、本社:インドは、同社が創設したカクタス財団が、日本の若手研究者を支援する助成金プログラム「エディテージ・グラント 2024」(Editage Grant 2024)への応募を本日より開始したことを発表しました。

「エディテージ・グラント」は、自身の研究によって社会にインパクトを与えたいと願う若手研究者に、経済的支援、メンターシップ、キャリアガイドを提供することを目的としています。

エディテージ・グラント公式サイト: https://www.editage.jp/blog/grant/

若手研究者がキャリアを形成する過程には様々な困難がありますが、その過程において周囲のサポートを十分に受けられないことも稀にあります。当社では本支援プログラムを通じて、将来性のある研究者が複雑な研究環境に対応しながら自立し、リーダーシップを発揮できるようになることを目標としています。

昨年実施された「エディテージ・グラント2023」に続き、第2回目となる今年の支援プログラムでは、研究活動に関わるすべての費用に充当できる助成金として100万円が5名の受賞者に授与されます。さらに最優秀賞者には、追加で100万円の、総額750万円の助成金が授与されます。この費用は論文執筆に限らず、調査や学会出席のための渡航費、物品の購入などの用途を問わず利用していただけます。

カクタス・コミュニケーションズ日本法人代表取締役である湯浅誠は、「エディテージ・グラント 2024」について次のように述べています。

「エディテージ・グラント 2024は前回よりもより多くの方に知ってほしいとの思いで2月から事前登録を開始しましたが、予想を上回るご登録をいただき、改めてこの様な研究者に向けた支援の必要性を感じました。これから結果が発表される9月までは、応募者の方はエッセイの作成やインタビューと言った選考プロセスにご参加いただくことになります。この一連の過程を通して若手研究者の方々が改めて自らの研究や将来のキャリアプランについて見成すきっかけになる共に、弊社からの助成金、そしてEditage及び様々な学術AIツールが利用可能なEditage All Access Packの提供が今後の研究をする上で支援となり、将来的にはこのグラントをきっかけに一人でも多くの学術界のグローバルリーダーが生まれてくれればと考えています。」

  • 「エディテージ・グラント 2024」支援内容

・エディテージ・グラントの大賞受賞者5名に100万円を贈呈。また、5名中最優秀賞1名にはさらに100万円(合計200万円)を贈呈。

・次点15名に現金5万円+5万円分のサービス券(合計10万円相当)を贈呈。

・入賞者20名全員に「Editage All Access Pack」ライセンス(1年間)を贈呈。

・一次選考を通過した全員に割引クーポンを贈呈。

  • 対象者

以下の全ての条件を満たす方が対象となります。

・年齢:2024年11月1日の段階で満年齢が22歳以上39歳以下であること。

・経験:修士号またはそれに相当する高等研究課程を修了していること。

・研究活動:応募書類及びエッセイに記載された研究活動は、過去3年以内に実施・管理されたものであること。

※これまでに論文を投稿していない方や、資金援助を受けていない方、または2024年4月1日までの過去365日間に資金援助を受ける予定のない方が優先されます。

  • 審査スケジュール

・応募開始: 2024年4月1日00時01分から

・応募締切: 2024年6月30日20時59分まで

・インタビュー: 2024年8月中 (予定)

・最終結果通知: 2024年9月中 (予定)

  • 選考について

・応募書類:以下の二段階で審査されます。

(1)応募書類審査 20名選考

(2)選考委員会による審査 10名選考

※選考結果はEメールにて通知されます。

・エッセイ:構成や明瞭さ、学術的な意義といった一連の基準にわたって評価します。

・インタビュー・プレゼンテーション:選考委員会による審査によって選ばれた10名の方にはインタビューを行い、その後、プレゼンテーションを行っていただきます。

  • エッセイについて

・エッセイに記載された研究活動は過去3年の間に応募者自身が実施・管理したものであること。

・エッセイの長さは4000字程度までで、指定された項目の順番で書かれたものでなければいけない。

・エッセイは、以下の項目を順番に含めること。それぞれの項目に字数制限は無いものとする。

(1)どのような問題、課題に取り組んでいるか。またその問題・課題は社会においてどのような意味を持つのか。

(2)この問題、課題を解決しようとする動機は何か。また、それを実現できると信じている理由は何か。

(3)これまでどのようなことをしてきたのか。また、今後5年~10年で達成できる目標。

(4)100万円の助成金があなたの目標達成に向けてどの様に役立つか。

  • 結果発表・受賞者の決定について

・最終的な受賞者は選考委員会によって決定の上、個別に通知予定です。

・受賞者の方々のため、2024年10月中に都内で授賞式を予定しています。

※グラント関連の発表に際し、受賞者の名前とご所属は公表されますのであらかじめご了承ください。

  • 選考委員会について(順不同・敬称略)

・湯浅 誠(ブランディング部長兼日本法人代表取締役)

・岩崎 渉(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 教授)

・隠岐 さや香東京大学 大学院教育学研究科 総合教育科学専攻(基礎教育学コース) 教授)

・岸村 顕広(九州大学 大学院工学研究院 応用化学部門 准教授)

・早野 元詞(慶應義塾大学医学部整形外科学教室 特任講師 )

・原山 優子(東北大学大学院工学研究科名誉教授、ISCフェロー)

エディテージ (editage.com) は、2002年に創業し、英文校正、翻訳、文字起こし、出版支援サービスを通じて、2,000を超える分野において、50万人以上の研究者が学術誌に研究論文を発表する支援を行ってきました。その数はおよそ200万件に及びます。エディテージは、科学コミュニケーションズ&テクノロジー企業であるカクタス・コミュニケーションズ (cactusglobal.com)のブランドです。カクタスは、エディテージ、カクタスライフサイエンス、リサーチャー.ライフ、インパクトサイエンス、ペーパーパル、カクタスラボというブランド名で開発された革新的な製品やサービスを通して、研究者、大学、出版社、学術団体、ライフサイエンス組織の問題を解決します。カクタスは、プリンストンロンドン、オルフス、シンガポール、北京、上海、ソウル、東京、ムンバイにオフィスを構え、世界中に3,000人以上の専門家を有し、190カ国以上の国々にお客様がいらっしゃいます。 カクタスは、ワークプレース・ベストプラクティスにおけるパイオニアと認められ、この数年間上位にランクインしています。

カクタス財団は、国連による持続可能な開発目標(SDGs)に沿ったカクタス・コミュニケーションズによる事業で、研究者たちが研究を通じて成長し、グローバルな影響を生み出す支援をすることを目的にしています。当財団は、助成金、ビジネス支援、教育、その他の取組みを世界の研究団体および次世代の意欲ある研究者たちに提供することにより、公正かつ公平で包括的な社会を構築するために設立されました。当財団は、生活の質の向上と人間社会のさらなる繁栄に貢献することを目的としています。当財団は、社会の問題を解決するために、外観だけでなく実際に影響を及ぼすような意義ある変革をもたらすことができるよう邁進していきます。

カクタス・コミュニケーションズは、2002年に設立された科学コミュニケーションとテクノロジーの会社です。カクタスは、Editage、Cactus Life Sciences、Researcher.Life、Impact Science、Paperpal、Cactus Labsなどのブランドのもとで開発された革新的な製品とサービスを通じて、研究者、大学、出版社、学術団体、ライフサイエンス組織の問題を解決します。カクタスは、プリンストンロンドン、オーフス、シンガポール、北京、上海、ソウル、東京、ムンバイにオフィスを構え、3,000人以上の専門家を擁するグローバル企業であり、190カ国以上の顧客を有しています。カクタスは、職場におけるベストプラクティスパイオニアとして、ここ数年、常に「働きがいのある会社」にランクされています。

カクタス・コミュニケーションズ: https://cactusglobal.com/jp/

エディテージ: https://www.editage.jp/

カクタスライフサイエンス: https://lifesciences.cactusglobal.com/

リサーチャーライフ: https://researcher.life/ja/

インパクトサイエンス: https://www.impact.science/jp/

ペーパーパル: https://paperpal.com/ja

カクタスラボ: https://cactusglobal.com/jp/brands/cactus-labs/

                                                                        

  • 「エディテージ・グラント2023」受賞者へのインタビュー

エディテージ・グラント2023受賞者へのインタビューは、今年度のグラント公式ページにて順次更新中です。

https://www.editage.jp/blog/grant/

・吉原 育実 氏

大学/所属機関:順天堂大学浦安病院

職位:博士課程学生

研究テーマ:

Improvement and suppression of septic muscle atrophy by AMP administration

AMP投与による敗血症性筋萎縮の改善と抑制

・エディテージ・グラント2023次点を受賞して:

初めてグラントに応募してみて、まさか受賞できるとは思っていなかったのでとても嬉しかったです。自分の研究内容を評価していただいたことで、これからの研究へのモチベーションも高まりました。ありがとうございます!

・エディテージ・グラントに応募してみて感じたこと:

英語での申請でしたので、日本語でしっかりと文章を作成したのちに英語に変換していく作業があったので、できるだけ自分が伝えたいニュアンスから離れないよう気を付けました。サイトには英語のクオリティは問いませんと記載されていたので、神経質になり過ぎずに自分が思うように申請書の作成ができました。

吉原 氏へのインタビュー内容の詳細はこちら:https://www.editage.jp/blog/grant2023-ikumi-yoshihara/

・中原 理沙 氏

大学/所属機関:アイオワ大学

職位:博士課程学生

研究テーマ:

The history of higher education and the history of women in science

高等教育の歴史と科学における女性の歴史

・エディテージ・グラント2023次点を受賞して:

非英語話者として英語で論文を執筆する際には、どうしても文法や単語の選択等への不安がつきまといます。そのため、英文校正サービスを利用することになりますが、学生としてその料金を捻出ことは簡単ではありません。今回、エディテージ・グラントにより英文校正サービスの利用を支援していただけることになり、金銭の壁を越えられることをとても嬉しく思います。積極的に英語論文を投稿していきたいです。

・エディテージ・グラントに応募してみて感じたこと:

申請時に書くことを求められる内容は、アメリカの助成金に近いのではないでしょうか。モチベーションや将来的なゴールなどは、日本の助成金ではあまり聞かれない気がします。応募書類については、2000ワード以内という指定があったので、この文字数にいかに内容を収めるかという点で苦労しました。審査の過程では、頻繁に審査等の状況を伝えるメールをいただいたので驚きました。このようなケアがある助成金は珍しい気がします。

中原氏へのインタビュー内容の詳細はこちら:https://www.editage.jp/blog/grant2023-lisa-nakahara/

・寺尾 俊紀 氏

大学/所属機関:岡山大学病院

職位:大学院生

研究テーマ:

Translating clinical research into basic research to cure and prevent graft versus host disease

移植片対宿主病の治療と予防にむけた臨床研究から基礎研究への転換

・エディテージ・グラント2023次点を受賞して:

この度は、エディテージ・グラント2023の次点を受賞でき、誠に嬉しく思います。論文のアクセプトには英文校正は欠かすことができない行程であり、私のような大学院生は自由に使えるお金がありません。次点賞は大切に使わせていただきます。また、今回のグラントへの応募にご協力くださった関係者の方々へ深くお礼申し上げます。

・エディテージ・グラントに応募してみて感じたこと:

エディテージ・グラントには、前職場の上司が出してみたらと後押しして下さり、応募してみることにしてみました。応募方法がエッセイという点が一番興味深かったです。エッセイは書いたことがなく、どのように書けば伝わるかということを考えていました。周囲の上司も友達も後輩も、エッセイは書いたことがないという人がほとんどであったため、エッセイをいかに書くかということに苦労しました。

寺尾氏へのインタビュー内容の詳細はこちら:https://www.editage.jp/blog/grant2023-toshiki-terao/

・沼田 賢治 氏

大学/所属機関:聖マリアンナ医科大学病院

職位:医療専門家

研究テーマ:

Medical Professional Topic: End-of-Life care in emergency medicine

医療従事者のトピック: 救急医療における終末期医療

・エディテージ・グラントに応募した理由:

エディテージ・グラントの募集要項を拝見した際、その目的である「自身の研究によって社会にインパクトを与えたいと願う若手研究者を支援する」点に強く共感しました。私の研究テーマはまさにこの目的に合致していると考え、申請を決意しました。

・エディテージ・グラントに応募してみて感じたこと:

実際にいくつかの助成金プログラムを調査した結果、エディテージ・グラントは非常にユニークであり、その適用範囲や対象とするテーマが広いと感じました。多くの助成金は特定の研究分野やテーマに限定されていることが多い中、エディテージ・グラントはさまざまな分野の研究者が応募可能である点が魅力的でした。また、応募方法や提出する書類の手続きも他の助成金と比較して簡潔でわかりやすかったです。これらの特長から、エディテージ・グラントは自身の研究テーマを自由に展開できる、非常に幅広い助成金の対象であると感じました。

応募の際に最も苦労したのは、自身の情熱や考えを英語で正確に伝えることでした。工夫した点として、このグラントの選考に関わる方々の中には医療の専門家でない方もいるかと思い、医学用語を極力控えめにして、内容が一般の方にも理解しやすいように配慮しました。

沼田氏へのインタビュー内容の詳細はこちら:https://www.editage.jp/blog/grant2023-kenji-numata/

・ゴン・ルイ 氏

大学/所属機関:目白大学

職位:講師

研究テーマ:

An IoT device for mitigating smartphone-induced repetitive strain injuries (RSIs) in finger soft tissues

スマートフォンが誘発する指軟部組織の反復疲労損傷(RSI)を軽減するIoTデバイス

・エディテージ・グラント2023次点を受賞して:

エディテージ・グラント2023の次点受賞という非常に嬉しいお知らせをいただき、心から感謝しています。このような手厚いサポートにより、私をはじめとする若手研究者たちはさらなる研究の奨励を感じています。

エディテージ・グラントに応募してみて感じたこと:

以前からエディテージの校正サービスを利用しており、その質の高さと迅速な対応にいつも感謝しています。特に論文投稿前の細かい校正作業において、そのサポートの価値を大いに実感しています。そんなエディテージが実施するグラントとして、私はこれまで助成金の獲得経験がそれほど多くありませんでしたが、新たな挑戦としてエディテージ・グラントへの応募を決意しました。

ルイ氏へのインタビュー内容の詳細はこちら:https://www.editage.jp/blog/grant2023-rui-gong/

・シャリファ・ムナワラ 氏

大学/所属機関:筑波大学

職位:博士課程学生

研究テーマ:

Towards a trustworthy collision system for autonomous vehicles with AI

AIによる自律走行車の信頼できる衝突システムに向けて

・エディテージ・グラント2023次点を受賞して:

エディテージ・グラントの次点受賞はとてつもなく名誉なことであり、私のプロジェクトに費やした努力とコミットメントの証です。この賞は私にとって、評価されたことだけでなく、将来の研究やチャンスへの道を開くという点でも、とても大きな意味があります。審査員の方々、そしてエディテージのスタッフの皆さんのサポートに感謝しています。この受賞は、私の研究の限界を探求し続ける刺激となりました。

・エディテージ・グラントに応募してみて感じたこと:

今回が初めてのグラント申請だったため、他のグラントと比較することはできませんが、手順も説明もわかりやすかったです。エディテージ・グラントは、優れた研究を表彰するだけでなく、研究者が自分の研究を発表し、資金を確保し、その貢献をより多くの人々と分かち合う場を提供してくれる、素晴らしい機会だと思います。

ムナワラ氏へのインタビュー内容の詳細はこちら:https://www.editage.jp/blog/grant2023-sharifah-munawwarah/   

配信元企業:カクタス・コミュニケーションズ株式会社

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