株式会社W TOKYOが企画・制作した大阪市此花区が実施するアートプロジェクト「konohana permanentale 100+」の第1弾作品発表会が、3月27日大阪市此花区の正蓮寺川公園内にて実施され、同プロジェクト第1弾のプロデューサーである岡田准一らが登壇した。

【写真】⽴体パブリックアートの制作を担当した⼩松美⽻氏と並んだ、トークの様子なども公開

同プロジェクトは、区民による環境問題の克服により生まれた正蓮寺川公園が舞台。万博の理念への共鳴をめざし、『いのちの輝き脈々と、未来へ』をテーマとして、この公園に相応しいパブリックアートを100体以上設置するというもの。今回はその第1弾作品として、高さ3.5メートルの立体パブリックアート『此花水龍』が初のお披露目となった。

トークセッションに参加した岡田は、プロデューサーを引き受けた経緯やきっかけについて、「オファーをいただけたのは大変光栄。地元である大阪を元気にしたいという想いが元々あったので、僕に貢献できることがあれば何でもしたい、という気持ちで引き受けさせていただきました」と大阪への愛をコメント。

続けて、「僕が携わるのはこの第1弾のプロジェクトだけですが、同じように素晴らしいアーティストの作品が100個集まるとなると、とんでもない企画。この川は(汚染問題で)“負の遺産”と言われてきましたが、ここに住んでいる皆様の力で変わり始めています。この企画が実現すれば、間違いなく世界に誇れる、価値のある場所に変わると思う」「循環させていいものに変えていくというのが、僕たち次の世代に残された役割。この作品をきっかけに、この場所を世界に発信できるものに変えていくことができれば嬉しいです。」と、プロジェクトに対する期待を寄せた。

最後には、「この場所が住んでいる皆様から愛されることを願っています。そして、ここで育つ子どもたちの生涯忘れられない景色となり、皆様で守っていってくれることを祈っています」「そのうち『水龍ちゃんの前で待ち合わせね』といった会話なども生まれると嬉しいです。そして、世界に誇れる場所に育てていって欲しいです」 と力強く語った。

岡田准一「大阪を元気にしたい」プロデューサーを務めたアートプロジェクト発表会で“地元愛”を語る