当法人は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「認定NPO法人富士山世界遺産国民会議」の夢です。

富士山は、世界遺産に登録されてから10年を迎えました。10年前の世界遺産登録時に出された宿題が未だ解決されぬまま残っています。観光客による弾丸登山、ゴミ問題、自然環境への負荷低減。日本が誇る富士山をこれからも美しく守っていくために、私達は活動しています。

【主要な活動】
(1)啓蒙活動
(2)保全活動
(3)募金活動

(1) 啓蒙活動

富士山の普遍的価値「信仰の対象と芸術の源泉」】

私達NPOでは、各種イベント等に参加しPR活動や登山シーズンの啓蒙活動を行っています。

世界遺産である富士山には、「芸術」と「信仰」の二つの要素を兼ね備えた日本が培った文化も含めて世界遺産に登録されています。

<高階秀爾:大原美術館館長/東京大学名誉教授>

富士山は、日本のほぼ中央にそびえる大変美しい山。古くから日本人にとって心のふるさとであり、精神の源泉、文化の母胎でありました。絵画、文学、詩歌、あるいは演劇の舞台となり、現在に至るまで数多くの芸術作品を生み出しています。その歴史は、日本文化の歴史そのものであり、日本人のみならず、海外の芸術家たちにも影響を与えてきました。

また富士山は、神のいます場所――信仰の対象でもあります。元来日本人は、自然の中に人知を超えた崇高なものを見出す感覚を持っています。なかでも富士山は、日本人の心に強く訴えかけ、その生活に深く根づいています。

人間の創り出す“文化”は、多くの人々の記憶となり、次世代に受け継がれ、蓄積され形づくられるものです。日本の文化・芸術に、富士山がいかに大きな影響を与えたのか、ここでは多くの素晴らしい芸術作品を通して紹介していきます。富士山が「世界文化遺産」にふさわしい存在であることを、多くの方々にご理解いただければ、大変うれしく思います。

(2) 保全活動

ふじさんゼロゴミアクション】

富士山が抱えているゴミ問題を解決するため、富士山ガイドや地元エコツアー事業者が中心となり、「いつもきれいな富士山で楽しんでもらいたい」という思いで、継続的に富士山周辺で清掃活動やモニタリング、PR啓発活動に取り組んでいます。

       ふじさんゼロゴミアクションの啓蒙ポスターシリーズからの一枚。

   国道沿いに不法投棄されたゴミの様子。数百トンのゴミが回収されることもあります。

富士山ロングトレイル】

富士山を取り囲む山々を繋ぐロングトレイル。自然や歴史、文化、そこに暮らす人々に触れる「歩く旅」を提案します。富士山の多様な楽しみ方と新しい魅力を発信して、富士山の自然資源や文化的価値の保全と有効活用の実現をめざします。

   富士山の麓を一周する「歩く旅」を紹介。

(3) 募金活動

富士山基金】

正会員(協賛パートナー)の募集に加え、富士山の継続的な保全活動を推進するため、募金活動として、「富士山基金」を設立。寄付は、世界遺産富士山を未来に継承していくための活動や、そのPR啓発活動に使われています。

富士山基金リンク:https://www.mtfuji.or.jp/fund

               

                認定NPO法人富士山世界遺産国民会議について

当NPOは2005年4月に富士山世界遺産にするために設立されました。故・中曾根元総理大臣静岡県知事、山梨県知事を始め各界を代表する方々が発起人となり、富士山世界遺産に登録推進する活動が始まりました。そして、富士山基金の設立を行い誰でも参加できる富士山世界遺産を実現しました。

2013年に世界遺産登録がされてからは、毎年各種シンポジウムやフォーラムへ参加し、富士山保全においての啓蒙活動にも積極的に関わってきました。

近年では、「ふじさんゼロゴミアクション」や「富士山ロングトレイル」の活動に取り組むことで、富士山周辺環境の保全や自然・歴史・文化に歩いて触れる旅を応援しています。富士山の自然資産や文化的価値の保全と活用の実現を目指しています。

ホームページ:https://www.mtfuji.or.jp/

Facebookリンク:https://www.facebook.com/Mt.Fuji.Worldheritage

富士山を国民みなが誇れる山に”

「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。

配信元企業:認定NPO法人富士山世界遺産国民会議

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