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能登半島地震から四ヶ月目の朝です。いろんな想いを胸に能登町で迎えました。

「復興半ば」と表現されることが多いですが、町全体はその手前の「復旧半ば」であること。人々の暮らしの多くはまだ危険な赤紙や黄紙で過ごさざるを得ない状況は「発災中」なのかもしれません。予断は許さないということです。私たちの「みんな元気になるトイレ」も避難者が少なくなって役目を終えた場所、水が開通したことでニーズがなくなった場所もあれば、地区へのフォロー、ボランティアニーズへのフォローなど、役目が変わっていきます。おとといからメンテナンスと配備場所の移動です。

この三ヶ月の間も支援自治体(ネットワーク参加)のメンバーに随分と助けていただきました。北海道から九州まで遠路はるばる運んでくださった自治体の方々、「水は大丈夫?」「修理箇所はある?」「ちゃんと愛されながら使われてる?」と自主的に回ってくださった亀岡市北杜市富士市君津市の方々、もちろん全国のネットワーク参加自治体の方々。おかげさまで、能登半島地震において私たちは少し能登の方々のお役に立てました。この場を借りてお礼を申し上げます。

この三ヶ月、過酷な現実だったと思います。「一月のことはもう想い出したくもない」と町の担当者は言います。疲れもピークに達するのがこの三ヶ月終わった時期。昨日の日曜日の能登町役場、全国自治体からの支援員で満杯でした。もしかしたら今までで一番多いんじゃないかっていうぐらいの人で溢れていたのです。日本ってやはり良いなあって素直に思ってしまいました。

みなさん もう少しだけ、あともう少しだけ、能登半島地震に心を寄せていただくと嬉しいです。

●ネットワーク参加自治体と最大支援値
1.参加自治体::22
2.みんな元気なるトイレ:84室(22台×4室-4室)※4台はバリアフリー仕様(3室)のため

3.対応避難者数:4,200日/人(84室×50人)

4.対応トイレ回数:27,500回/日(22台×1,250回)

●新規ネットワーク参加:2自治体
1.福島県 棚倉町

3月15日、手薄の東北地方に2台目となる「みんな元気になるトイレ」を納車。クラウドファンディングの寄附額に心配の声をいただきましたが、サイトは約500万円で終了していますが、その後も役場への寄付が続き、最終的には1,187万円が集まり、見事、目標達成しております。
2.富山県 魚津市

能登半島地震への派遣の際、給水でお世話になった魚津市さまにも納車。さっそく3月30日に復旧の遅れる輪島市門前地区へ支援者用のトイレとして応援協力に入ります。

能登半島地震への支援状況

1.派遣台数(派遣自治体):21台

2.支援施設: 27か所 ※3月末の移設予定含む 累計、延べ186,000人 ※使用者数からの推計値  

3.使用回数:1月:約333,900回、2月:約387,150回、3月:約212,350回、合計:約933,400回 ※実測ではなく、使用者数×5回の推計値

今回(2024年3月末時点)、能登半島地震における出動要請は80箇所以上でした。それに対して我々のネットワークは21台しか実装できていません。まだまだ足りないのです。災害大国日本の命と尊厳を守っていくため引き続き、努力してきますので、今後ともよろしくお願いします。

配信元企業:一般社団法人助けあいジャパン

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