ニューカッスル3月31日、同クラブに所属しているイングランド人DFジャマールラッセルズの負傷について発表した。

 ニューカッスルは30日、プレミアリーグ第30節でウェストハムをホームに迎えた。試合は後半立ち上がりの時点で1-3とリードを許していたものの、終盤の猛攻により4-3と逆転勝利。前節チェルシー戦を2-3で落とした後、FAカップ準々決勝のマンチェスター・シティ戦も0-2で敗れてインターナショナルマッチウィークに突入していたが、公式戦では3試合ぶりの白星を飾っていた。

 だが、同試合では11分に、ウェストハムのジャマイカ代表FWマイケルアントニオへのスルーパスをカバーしようとしたラッセルズが倒れるアクシンデントが発生。ピッチ上での治療を経て1度はピッチに戻ったものの、プレー続行は不可能で、17分にスウェーデン代表DFエミル・クラフトとの交代でピッチを後にしていた。

 試合の翌日、クラブは診断結果を報告。右ひざの前十字じん帯を断裂したことが明らかになった。クラブの発表によると、この後ラッセルズは専門コンサルタントの診察を受けた後、来週を目処に手術を受ける予定だという。回復の程度によって復帰時期は異なるが、クラブは6〜9カ月ほどの離脱となると伝えた。

 今シーズン、ニューカッスルでは負傷者が続出。現時点ではイングランド代表GKニック・ポープ、オランダ代表DFスヴェン・ボトマン、ブラジル代表MFジョエリントン、イングランド代表FWカラムウィルソンらが離脱中。彼らに加えて、今季ここまで公式戦通算26試合のピッチに立っているラッセルズまでもが、戦線を離れることとなった。

 ニューカッスルは昨季のプレミアリーグを4位で終えたものの、今季は21シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)本戦を戦った影響による過密日程もあって、昨季と比較すると安定して勝ち点を積み上げられていない。ここまでプレミアリーグでは13勝4分12敗の勝ち点「43」で8位となっている。4位につけているアストン・ヴィラは、消化試合数が1つ多いものの勝ち点は「16」も離れており、2年連続でのCL出場権獲得は絶望的な状況だ。残るシーズンでは、来季のヨーロッパのカップ戦出場権を目指して戦うこととなる。

ウェストハム戦で負傷したラッセルズ [写真]=Getty Images