米人気俳優ライアン・ゴズリングが自身の製作会社を立ちあげ、アマゾンと複数年のファーストルック契約を結んだと、米Deadlineが報じている。

ゴズリングは、「ラ・ラ・ランド」「ブレードランナー 2049」「グレイマン」などで主演を務めるハリウッドのトップ俳優で、「バービー」ではアカデミー賞助演男優賞にノミネートされている。そんな彼は、このたびApple Original Filmsの幹部を務めたジェシー・ヘンダーソンと新たな製作会社「ジェネラル・アドミッション」を立ちあげ、アマゾンMGMスタジオと3年間のファーストルック契約を締結した。

パートナーのヘンダーソンは、ポール・フェイグ監督の製作会社Feigco Entertainmentのトップとして、「SPY スパイ」「ゴーストバスターズ」「シンプル・フェイバー」などのフェイグ監督作品をプロデュースした経歴を持つ。Apple Original Filmsでは、ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが共演する「Wolfs(原題)」や、「トップガン マーヴェリック」のジョゼフ・コジンスキー監督によるF1映画などの話題作を管轄していた。

今回のファーストルック契約により、アマゾンMGMスタジオは同社が開発する長編映画の優先獲得権を得ることになる。同社の映画部門を統括するコートニー・バレンティは、以下の声明を発表。「ライアン・ゴズリングは、無限の才能と創造性を持つ、まさに唯一無二のアーティストです。私たちは、彼と一緒に大きく、大胆で、特徴的な映画を作ることに、これ以上ないほど興奮しています」
ゴズリングも声明を発表。「 私はジェシーの大ファンであり、彼女が製作・開発した映画の大ファンでもあります。彼女のユニークな経験や直感、仕事に対する姿勢、コネクション、そしてコメディとドラマの両方で彼女が切り開いてきた素晴らしいキャリアは、稀有な映画を作るユニークな能力につながっています」

ライアン・ゴズリング Photo by Michael Buckner/Penske Media via Getty Images