ドン・キホーテの「偏愛めし」シリーズをご存知だろうか? 言葉を選ばず言えば、あれはマジでイカれてる。ぶっちゃけ、イカれまくっている。相当ぶっ飛んでる。さすがにヤバい。ヤバすぎる。

でも……だからこそヤミツキになるし……好き……!

ということで、今回はネットでも話題のドン・キホーテ「偏愛めし」シリーズのオススメ5選をご紹介! 歪んだ性癖を持ったみなさん、気になったものがあればぜひ食べてみてね!
○▼ドン・キホーテ「偏愛めし」シリーズ5種を実食!

日本最大級の総合ディスカウントストア、ドン・キホーテの「偏愛めし」シリーズは、「みんなの75点より、誰かの120点」を謳った、まさに「好きな人は絶対好き」であり、逆に言えば「無理な人はマジ無理」でもあるドンキ・オリジナルの弁当シリーズである。さっそく食べてみよう。
○(1)「最香チキン弁当」

まずは「最香チキン弁当」から。にんにくを約1玉分も使ったという、ネジが2〜3本外れていそうな最凶弁当である。

とりあえず蓋を外してみると……

ハイ、この有り様です。

チキンがほとんど見えな……えっ、ちょ待っ、くっ、クサッ!! 何これクッサ〜〜〜!!!! まだレンチンもしてないのに、超にんにくクセェ!

実際に温めて食べてみたときの第一印象は……辛い! にんにくって、一気にこんな大量に食べると辛味を感じるのか。マジで知らなかった。風味も超強烈! 呼吸で鼻から抜けていく息がツーンとしている感じがする。

やりすぎ。これはさすがにやりすぎ……。だけど……

……やっぱりウマい! ラーメン二郎にんにくを入れる人は絶対に好き! ラーメン二郎が無理な人は無理かもしれない。味わいはとにかくパンチ力の塊で、脳の中心部をガツンと刺激する。にんにくが尖りすぎているせいで、醤油ダレはもはや優しい味わいに感じるが、実際のところ普通に味もいいし、チキンも分厚くてボリューミー。にんにくのホクホクした感じも癖になる。おかずとして最高だし、大盛りに盛り付けられたライスがみるみる減っていくぜ……。

この後、絶対に人には会えないし、なんなら明日も心配になるレベルだが、美味しかったので後悔なし。
○(2)「国産背脂 じゅわっと牛カルビ重」

続いては「国産背脂 じゅわっと牛カルビ重」。「背脂は極上のうま味調味料」という謎の持論をパッケージ上で堂々と開陳しているが、そんな理論、どこからも聞いたことないぞ……。

蓋を開けるとこんな感じ。見るからにギットギトの国産豚の背脂が中央付近に広く鎮座している。

レンチンすると、固まっていた背脂が溶け出して輝きを放ち出し……ああ、結局ウマそうだ。

実際に食べてみると……いやいや、マジでお前……ベットベトでギットギトで超オイリーなんだけど、めちゃウマいやんけ(笑) そもそも牛のカルビ丼なのに、なんで豚の背脂を乗せちゃったんだよ! 結果的に合ってるからいいけど、マジで悪魔的な発想だぞ!

国産豚の背脂は甘みと旨味があり、強力な援軍として牛カルビの味わいやジューシーさをバックアップ。脂片を噛むたびに旨みと脂がじゅわっと溢れ出す。結果、押し付けがましいほどの肉肉しさ、脂っこさを堪能できる一皿へと昇華させた。甘みの効いた醤油ダレも食欲を刺激し、やはり食べる手が止まらない。こちらもラーメン二郎が好きな人は絶対に好きだろう。ちなみに、気になるカロリーは738kcalだ……と……!?

○(3)「あんだく溺れ天津飯

“あん”が足りなくなるのが許せないから容器の限界ギリギリまで増やした、という「あんだく溺れ天津飯」がコチラ。レンジでチンして蓋を開けてみると……

マジで皿のギリギリまで中華あんがビッシリ! もはや天津飯本体が見えないから!

試しにスプーンを入れてみると、深〜く沈んでいく。マジでどんだけ入ってるんだ。とりあえず当てずっぽうで天津飯を掘り出し、食べてみると……やっぱりウマい!

中華あんは風味豊かで、澄んだ旨みがじわ〜っと口いっぱいに広がる。たまごはフワフワで、カニカマきくらげの食感もいい感じ。だけど、やっぱり中華あんの主張というか、存在感がスゴい。

確かに、中華料理店であんか天津飯を食べるときって、あんの分配に失敗しないよう注意しながら食べていたし、それがちょっとしたストレスでもあった。でも、これなら中華あんの残りの量を気にせず食べられるし、むしろ中華あんだけが余ってしまうのではないかとさえ思うから、遠慮することなく中華あんを頬張れる。これ、結構ガチで幸せなことかもしれない……。

食べ進めていくうちに気づいたけど、卵もご飯も容器の縁までしっかり敷き詰められていた。この贅沢なボリューム感で430円なら破格としか言いようがない。もしこれがコンビニで売っていたら、間違いなく一瞬で売り切れてしまうほどの人気になるだろう。
○(4)「カロリーハトモダチおにぎり」

実は「偏愛めし」シリーズはお弁当だけでなく、おにぎりにもまたがっている。こちらは「カロリーハトモダチおにぎり」という、大人の男性のげんこつのように大きなおにぎりで、持つとずっしり重い。

何やら「うまい豚カツ×うまい焼きそば=めっちゃうまい」という「緻密な方程式から生まれた」商品とのことで……いや頭わるっっっ!!!!(汗) 良い意味で頭がわるくて最高だわ!

味の方もさぞ頭の悪い味かと思いきや、意外にここはリアルに緻密に計算されていて、そもそも豚カツ焼きそばというソース味同士が合わないわけがない。しかも、サラダクリーミードレッシングがトッピングされており、絶妙な酸味とクリーミーさがマヨネーズのような役割を果たし、味わいにコクとサッパリ感をプラス。最後まで飽きずに楽しむことができる。焼きそばの主張も案外強く、満足度はかなり高い。

気になるカロリーはこれひとつでなんと580kcal。リアルガチのヘビー級である。でもウマい……!
○(5)「コチュジャン鬼がけ 赤いビビンバおにぎり」

ラストは「コチュジャン鬼がけ赤いビビンバおにぎり」。こちらもずっしりと想いが、それより気になるのはその色。

とにかく赤い。ケチャップライスより赤い。コチュジャンでこの色味になるって、相当ブレーキ壊れている気がするような。で、実際に食べてみると……。

辛っっっっっ!!!! でもウマっっっっっ!!!!

これはマジで結構辛い!だけどヤミツキになるウマさがある。しかもおにぎりの中にもコチュジャンで和えられた牛肉や玉ねぎナムルがたっぷりと詰まっている。具材のシャキシャキ感もいいし、牛肉の存在感も決して小さくない。しかも商品名どおり、コチュジャンは鬼がけ状態でおにぎりはベットベト。かなり振り切った商品ではあるが、言い換えればかなり贅沢な逸品でもあるのでは?

いずれにしても、とにかく辛い! でもウマい!

ということで、歪んだ性癖を持つ人には必ず刺さる「偏愛めし」シリーズ、いかがだっただろうか? ドン・キホーテには他にもまだまだ種類があるので、ぜひお気に入りの一品を見つけてみてほしい。味もコスパも自信を持ってオススメできるゾ!

猿川佑 さるかわゆう この著者の記事一覧はこちら
(猿川佑)

画像提供:マイナビニュース