ショッキングな描写が話題となり大ヒットしたホラー映画『オーメン』(1976年)の前日譚を描く『オーメン:ザ・ファースト』の公開(5日)を記念し、2日に都内で開催されたイベントに、お笑いコンビ・バイきんぐ小峠英二西村瑞樹)とコメディアンのゆりやんレトリィバァが登壇。“悪魔の子”ダミアンの仕業なのか(?)、背筋が凍る掛け合いが続出した。

【写真】誕生日が“不吉”?免許証を公開し笑顔の小峠英二

 まず、西村が劇中の神父のような衣装で登場。続いて、ゆりやんが主人公マーガレットが着ている修道女風の衣装で現れ、「オーメンもそうめんも好きです」と、一生忘れられないようなあいさつをした。

 1作目の『オーメン』は、6月6日午前6時に誕生した悪魔の子・ダミアンと、彼をとりまく人々の戦慄の連続死を描き、全世界を恐怖に包み込んだ。この映画がきっかけで、「666」が不吉な数字と言われるようになるなど、その影響力はすさまじかった。

 西村は「住所が6丁目で“6”が入っている」。ゆりやんは「小学6年生の6月に1作目の『オーメン』を見た」「家の電話番号に“6”が4つも入ってるんです」と、不吉な数字「6」自慢を繰り広げたが、「1976年6月6日生まれ」の小峠にひれ伏すことに。

 しかし、ダミアン風の衣装で登場した小峠が、“和製ダミアン”と呼ばれることを拒み続け、頭部に「6」が3つあるように見えるアザのようなものを「メイクさんに描いてもらった」と言い張り、持ちネタの「なんて日だ!」も言わず、会場は不穏な空気に包まれる。

 そんな中、ゆりやんが「私は11月1日生まれなのよ」と上着をまくり上げ、お腹に描かれた3つの「1」を披露。身体を張るゆりやんを見て、小峠は「言うから、僕が666、ゆりやんが111、なんて日だ!」とやけっぱち

 実はこどもの頃から誕生日が6月6日だったことから、「ダミアン」「オーメン」とからかわれていたという小峠。ところが、映画は観たことがなかったそうで、この日のイベントのために初めて観たことを明かし、「面白かったですね。ただのホラー映画じゃない。ストーリーがしっかりしていて、衝撃的なシーンもたくさんあって、これが『オーメン』なんだ、話題になるのもわかるな、生々しい、毒々しい映像がありましたね。謎が解けました。(誕生日が)不吉と言われてきた理由が」と納得の表情。

 これを聞いてゆりやんは「こどもの頃から言われ続けて、なんでいままで観たことがなかったんですか?」と不思議なものでも見たかのように驚いていた。

 その後も、ゆりやんと小峠のどちらが“和製ダミアン”にふさわしいかを決める、「666」にちなんだ対決をするが、2人とも失敗に終わるなど、終始、悪魔の子・ダミアンの影を感じさせながら、イベントは終了した。なお、西村のジャッジで“和製ダミアン”の称号はゆりやんが手にした。

『オーメン:ザ・ファースト』公開記念イベントに登場した(左から) 小峠英二、ゆりやんレトリィバァ、西村瑞樹 (C)ORICON NewS inc.