開幕戦となった3月29日の広島戦（横浜スタジアム）では相手先発、九里亜蓮の高めスライダーを一閃。右翼スタンドに放り込み開幕アーチを記録すると、続く2戦目は第1打席で頭部に死球を受けながらも2試合連続弾、4打数4安打のあわやサイクルと快進撃を続けている。開幕から2戦連発はセ・リーグ新人至上初の快挙となった。
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そして活躍とあわせて規格外のパフォーマンスも注目されている。開幕アーチをかけた29日の本拠地お立ち台では「サイコーでぇす！！！」の決めぜりふを4度繰り返して、DeNAファンを熱狂させた。球団も早速スター性に目をつけて、決めゼリフを入れた「サイコーでぇす！！！」タオルを販売する予定とフィーバーは加速する一方。
一方で自軍をのせるパフォーマンスは諸刃の刃となることも危惧されている。
天真爛漫、前向きに野球に取り組む度会の快進撃はすでに多くの野球ファンの知るところとなっているが、「サイコーでぇす！！！」の大絶叫はときとして敵の傷に塩を塗る行為にもなりかねず、相手ナインの闘志を高めることにもつながりかねない。今後のシチュエーションにとっては自重を求められる場面も出てきそうだ。
今日からは敵地関西に乗り込んでの阪神3連戦（京セラドーム大阪）を戦う。初戦先発は昨年のMVP投手、村上頌樹が予定されている。好投手と黄金ルーキーの初対決に注目が高まる中、度会のパフォーマンス、またアウェーでの反応も注目を集める。
度会はスポーツ紙の取材に応え「いずれはすべての野球を見てくれている人たちに愛されるような選手に、敵チームのファンの方にも応援したいと思ってもらえるような選手になりたい」と高い志を示す。快進撃は続くか、注目の試合となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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