プロ野球も2024シーズンがいよいよ開幕。ルーキーや新戦力、ベテラン、助っ人、また復活を目指す選手など様々な視点から注目される選手も多い。

 そんな野球界で今季ブレイクを果たしそうな選手について球界内からも考察の声が上がっている。

【ブレイク選手】”活躍の可能性がある‼︎”高木豊が考える『投打で活躍が予想できる』選手について語ります!【プロ野球ニュース】

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は4月1日に自身のYouTubeチャンネルに「【ブレイク選手】〝活躍の可能性がある!!〟高木豊が考える『投打で活躍ができる』選手について語ります!【プロ野球ニュース】」と題した動画を更新。今シーズン、ブレイク必至と見る選手についてセ・パ両リーグから投打にわたって注目選手の名前をあげ、考察を加えている。

 まずセ・リーグの投手では巨人・高橋礼をピックアップ。開幕3戦目の好投も話題を集めたソフトバンクから移籍組のサブマリン右腕に関して「最近の(バッターの)傾向からするとバットの軌道からくる変則に弱いというパターンが増えている」としながら、バッターが下から投げてくる緩急に対して待ちきれないとした上で「非常に武器をそなえている」と評価した。バッテリーを組む大城卓三小林誠司のリードも「高めを意識させている」ことで空振りを奪えているとして「非常に面白いピッチャー。復活してくる」と断言した。

 高橋といえばソフトバンク入団2年目の2019年に12勝をあげ、新人王に輝くなど頭角を現した。その後は伸び悩んでいたが、新天地で躍動した姿を見せている。

 また2人目の注目投手として名前をあげたのは中日の梅津晃大だった。22年のトミー・ジョン手術からの復帰組、球威抜群の直球とスライダーは一級品ともされる。ルーキーイヤーの印象が鮮烈だったとしながら、手術を経ての投球にも高木氏は「投げているボールがいい 力がある」としながら「このピッチャーは勝てるピッチャーだよ」と今季の投手陣の柱になってくるとした。

 さらに阪神からは期待の選手として中継ぎの岡留英貴をあげた。3年目の右腕に関して、高木氏は「安定感がある 非常に投げているボールに自信がある」としながら、サイドスローと変則となっていることで「なかなか1イニングだと捉えられない。(シーズン通しては)相当な数字が残ってくるのではないかな」と中継ぎとしてブレイクを果たすと予想した。

 そして打者では広島のロマン砲田村俊介の名前をあげた。侍ジャパン入りを果たすなど、飛躍の年になるかと期待も高まっている。過去幾度もスケールの大きい打撃を認めてきた高木氏は改めて田村の打撃に関して「どっしり感もあるしシャープさもある」としながら、ホームランと言った長打だけではなく、状況に応じて打撃を組み立てられるというクレバーさも評価した。将来のカープを背負って立つ主力打者への成長を願っていた。

 さらにヤクルトからは楽天からの移籍組となった西川遥輝の名前をあげた。リードオフマンの塩見泰隆に加えて、「2番に彼が座ると本当に嫌だよ 相当な脅威になる」と西川が活躍することで打線の破壊力も増すとした。

 動画内ではパ・リーグからもブレイク必至の投打の選手について触れている。

 果たして2024シーズン、大暴れする選手はどんな顔ぶれとなるのか。各選手たちの活躍も楽しみにしたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「非常に武器を備えている」高木豊氏が2024シーズンブレイク必至と注目する「選手の名前」