なでしこジャパンの前にも立ちはだかりそうだ。ポートランド・ソーンズFCのアメリカ女子代表MFサム・コフィーが劇的な一撃を叩き込んだ。

アメリカ、ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)は現地時間3月30日から31日にかけて第3節が行われ、杉田妃和を擁するポートランドはホームでレーシング・ルイビルFCと対戦。2-2と追い付いての引き分けに終わった。

コフィーは[4-3-3]の中盤底で先発フル出場。試合終了間際にチームを救うゴールを決めた。

1-2とポートランドのビハインドで迎えた後半アディショナルタイムは10分が示された。

最終盤に攻勢を強めたポートランドは追加タイムの9分、前線に人数を掛け、コフィーもボックス手前右の高い位置まで上がり、ボールを受けると、意表をついたドリブルから1人をかわし、ボックスへ侵入しての右足一閃。強烈な一撃を突き刺した。

2022年、2023年と2年連続NWSLのベストイレブンに名を連ねる25歳のMFは、2022年に初めて代表入り。2023年の女子ワールドカップ(W杯)のメンバーからは洩れたが、今年頭の2024CONCACAF W ゴールドカップでは、5試合の先発を含む全6試合に出場し、優勝に貢献した。

なでしこジャパンとも準決勝で対戦するSheBelieves Cupのメンバーにも順当に選出。中盤での主導権争いは、見どころの1つとなりそうだ。なお、ポートランドからはコフィーのほか、オリビア・ムルトリー、ソフィア・スミスもアメリカ女子代表に招集されている。

なでしこvsアメリカは日本時間6日の25:37にキックオフJFATVでのライブ配信を予定している。