アル・ヒラル所属のブラジル代表FWネイマールが、2025年にブラジルでプレーする意向を“古巣”サントスの選手たちに語ったようだ。3月31日にブラジルメディアの『UOL』が報じた。

 現在32歳のネイマールは母国ブラジルの名門サントスでキャリアをスタートさせると、バルセロナパリ・サンジェルマンPSG)を経て昨夏にサウジアラビアのアル・ヒラルに加入。しかし、昨年10月に行われたFIFAワールドカップ2026南米予選・第4節ウルグアイ代表戦で左ひざに大ケガを負い、シーズン中の復帰は絶望的となっている。

 そんななか、ネイマール3月31日サントスとパルメイラスの対決となったサンパウロ州選手権決勝ファーストレグの会場となったサントスのホームスタジアム「ヴィラ・ベルミーロ」のロッカールームを試合前に訪問。その場で、サントスの選手と関係者に対し「2025年にサントスに復帰してブラジルの大会に出場する」との考えを口にしたと、サントスの上層部が明かしたという。ネイマールは以前にも将来的なサントスへの復帰を示唆したことがあるが、今回はより具体的に復帰の意向を示した形になる。

 そしてその後、ネイマールがスタジアムに姿を現すと、サントスのサポーターが「オレ、オレ、オレ、オラ、君の家に戻るんだ。ネイマール」とチャントを歌うと、ネイマールはその声に応えたという。

 なお、ネイマールとアル・ヒラルの契約は2025年6月までとなっており、サントスのマルセロ・ティシェイラ会長は、ブラジルのネイマールの自宅を訪問するなど、良好な関係を築いているようだ。

【動画】 サンパウロ州選手権決勝前にサントスのスタジアムに現れたネイマール

サントス復帰の可能性が報じられたネイマール[写真]=Getty Images