オープンソースの自動運転ソフトウェアの開発を先導する株式会社ティアフォー(以下「ティアフォー」)は、国土交通省による令和4年度補正予算「中小企業イノベーション創出推進事業」のSBIR(Small Business Innovation Research)フェーズ3基金事業* のうち、「地域公共交通に対応した自動運転技術実証」に応募し、採択されました。今回の応募は、自動運転関連事業に取り組む主要な企業や機関であるBOLDLY株式会社先進モビリティ株式会社学校法人幾徳学園神奈川工科大学交通安全環境研究所などとコンソーシアムを組成して行ったものであり、コンソーシアムとしての交付上限額は2024年度から2027年度までの4年間で約77億円です。


政府は、地域公共交通の持続可能性に係る課題解決に向け、自動運転移動サービスの実現を目標としています。ティアフォーは、本事業を主導する立場として、これまでの政府とのプロジェクトで得られた成果と知見や、コンソーシアムメンバーの強みを活用し、以下のフレームワークとパッケージを構築します。これにより、自動運転システムの安全性評価プロセスを確立し、自動運転移動サービスの社会実装を推進していきます。

認証可能な自動運転システム開発運用統合フレームワーク

  • 運行設計領域の定義

  • リスクシナリオの導出プロセス

  • 車両及びシミュレーション環境を活用した安全性評価手法

  • 自動運転システムの安全な運用を行うためのマニュアルの作成フロー

  • 設計、検証、実験、分析のサイクルを実現する開発運用プロセスなど

地域関係者が自動運転移動サービスを容易に導入できるようにするための自動運転パッケージ

  • 自動運転レベル4に対応する車両

  • 安全性評価手法とシミュレーション環境

  • 自動運転車両向け運行管理システム

  • 自動運転移動サービスの運用マニュアル

  • 各種ツールなど


ティアフォーが主導するコンソーシアム概要

これらの取り組みを通して、政府が掲げる2027年度までに100か所以上での自動運転移動サービスの導入を実現し、さらにその先の社会実装と普及を見据えながら、ドライバー不足など地域公共交通が抱える課題の解決に寄与していきます。


*政府のSBIR制度において、スタートアップなどが研究開発を社会実装に繋げるために実施する大規模技術実証(フェーズ3)に対して補助を行い、先端技術の社会実装の促進を図ることを目的としたもの。


ティアフォーについて

ティアフォーは、「自動運転の民主化」をビジョンとし、世界初のオープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware」の開発を主導するディープテック企業として、自動運転システムの社会実装を推進しています。「Autoware」を活用したソフトウェアプラットフォームを自社製品として提供し、これらの製品を基盤に市場の需要に対応したソリューションを展開しています。「Autoware」が生み出すエコシステムを通じて、世界各地のパートナーと協力して自動運転システムの可能性を拡大し、より良い社会の実現を目指しています。


━━会社概要━━

【社名】株式会社ティアフォー

【所在地】東京都品川区

【URL】https://tier4.jp

【設立年月】2015年12月

【主な事業内容】

・自動運転プラットフォーム開発事業

・自動運転ウェブサービス開発事業

・自動運転システム開発キット販売事業

・自動運転技術の教育事業



お問い合わせ先

Media Contact

pr@tier4.jp

配信元企業:株式会社ティアフォー

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