小学校低学年だったころ、落下を恐れた学校が、低学年用だけ浅く溝を掘って、いわゆる側溝みたいな場所に出さなければいけなかった。マンモス校だったので、ほぼほぼ毎回列ができて、形あるものが自分の前にあったかなかったか次の人に知らせなければならない不文律があった。中学年以上から中学校になると、個室に入っている時間で判断された。それは、大人になっても陰で言われる「うんこした」にまつわるあだ名がついてしまうかどうか。学校でもよおしても、絶対に出さない出してはいけない。女子は個室だからだが、男子が個室から出てくるともう「うんこマン」決定だから、かわいそうだった。

 同じトイレでも、今は、トランスジェンダー問題で大変なようだ。韓国では、女子用男子用は分かれていないのだろうか。例えば、男子校に女性の心を持った子が入って、共用がいやなら、女性の先生のトイレを拝借したら済まないか? 。「躾で、座ってしろって育ったから、個室なんだ」とかでもこの問題を突破できないか。

 なるべくトイレに行かないように、日常で水分を制限していたり。誰もいないとき入ったり。授業中に(あだ名は甘んじて受けて)あえてトイレに行く。

 何歳から性的マイノリティ、トランスジェンダーで、それが「本当の心」と合致する体になるべきなのかはわからないが、心もまったく男だが女性っぽい動きしかできない人もいる。逆に男子か! って状態でもだれよりも女性の場合もある。こどもって残酷だから、からかったり、侮辱や非難したり…トイレにいると暴力的行為を受けたりする。

 そんなの50年前の小学校だってあったわ。今更ジェンダーの時代だからなんとかしなきゃってことはない。

 中国では、かつて、身体だけが隠れて、上も下も素通しで「あいさつ」できるトイレだった。また、女子高校になると「便秘なの。うんこしてくる」が普通の会話だった。トイレのシステムは日々進化している。トイレ1つのことで学校に行けないって、逆にどのように育てたのか親にレポート作成させたい気持ちになるのだが。

 おじさんやおばちゃんになると、「この頃近くってね~」って恥じらいもなくトイレにいけるようになるのに。それが何歳くらいからかもデータで見たい気がする。

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