瑪爾攩水力発電所の1基目・5号機が1日、正式に系統接続・発電開始した。同発電所は青海省海南チベット族自治州同徳県とゴロク・チベット族自治州瑪沁県の境界を流れる黄河本流に位置する。プロジェクト所在地の平均標高は3300m、総発電設備容量は232万kW、黄河流域で建設中の標高が最も高く、発電設備容量が最大の水力発電プロジェクトだ。国および青海省の重点エネルギープロジェクトで、国の「西電東送」(西部地域で発電した電力を東部地域に送電すること)と「青電入豫」(青海省で発電した電力を河南省に送電すること)の基幹電源所でもある。同発電所は2024年12月にフル稼働を実現する予定。新華網が伝えた。

国家エネルギー集団青海瑪爾攩公司の李紅心(リー・ホンシン)副社長は、「同発電所がフル稼働した後の年平均発電量は73億400万kWhを予定。年間電力消費量が4000kWhの182万5000世帯分の電力需要を賄える。毎年の標準石炭消費を約220万トン、二酸化炭素排出を約816万トン、二酸化硫黄排出を約3万400トン削減できる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)




瑪爾攩水力発電所の1基目・5号機が1日、正式に系統接続・発電開始した。