ラツィオのイゴール・トゥドール監督が、コッパ・イタリア準決勝のユベントス戦を振り返った。イタリア『メディアセット』が伝えた。

2日、ラツィオはアウェイでユベントスとのコッパ・イタリア準決勝1stレグを戦った。3日前の3月30日リーグ戦で対戦したばかりの相手。土壇場のゴールで1-0と勝利し、トゥドール監督の初陣を制していた。

連勝を目指した中、試合は前半はゴールレスで終わったものの、後半に差が出てしまい2失点。2-0のビハインドでホームでの2ndレグを迎えることとなる。

トゥドール監督は試合を振り返り、チームの完成度とコンディションに差があったとコメント。後半にその差が出てしまったとした。

「前半は良かったが、後半は悪かった。我々はここに来るためにキャラクターを示していたが、まだ適応する時間が必要であり、私と一緒に働き始めたばかりの選手もいた」

ユベントスは3日前とは違い、土曜日に多くのエネルギーを使い果たしており、恐らく我々には負担が大きすぎた。今日はフィットネスレベルに大きな差があると思っていたが、後半にそれが現れた」

また、この試合では開始早々にマッティア・ザッカーニが負傷交代するなどアクシデントもあったが、2ndレグでの逆転を目指すとした。

パトリックと(マッティア・)ザッカーニにはいくつかのケガの問題があり、(ニコロ・)カザーレは昨日子供が産まれたので2日間寝ていなかったが、出番が必要だった」

「我々は激しさを失い、ユベントスアドバンテージを得た。そうなる可能性はあったが、2-0の結果でも2ndレグに向けて全てが残されている」

トゥドール監督にとってはまだユベントスとしか対戦していないが、選手のクオリティ差はあると言及。チームとしての完成度を上げるために、成功を積み上げなければいけないと語った。

ユベントスとの4つのハーフのうち、3つは素晴らしかった。ユベントスはホームでは異なるメンタリティを持っており、1億ユーロの価値のある選手を擁しており、違いを生み出すことができる」

「こうした選手たちの特徴が、特定のスタイルに適していることは最初からわかっていた。上手くいっていないことに取り組み、上手くいったものを積み上げる時間が必要だ」

そんな中で週末にはローマとのダービーが控えているが、連戦のためにチームとしてしっかりと落とし込むことは難しいだろうと予想。その後に、しっかりとトレーニングができるとし、2ndレグでの巻き返しを誓った。

「この2試合とその後のダービーで、最初は完全に落とし込むことは難しい。その後は、恐らく一緒にトレーニングを数回する機会があるはずだ」

「今日は選手たちが全力を尽くしてくれたし、まだ2ndレグが残っているので、何が起こるかを見てみよう」