京本大我が主演を務める「お迎え渋谷くん」(毎週火曜夜11:00-11:30、カンテレフジテレビ系)が4月2日よりスタート。第1話では、渋谷(京本)がインパクトのあるキャラクターとして登場。視聴者を“渋谷ワールド”ともいえる独特の世界に引き込んだ。京本にぴったりすぎる役が「癒やされた」「火曜日を生き抜ける」「これまでにないハマり役」と大きな反響を呼び、X(旧Twitter)ではトレンド1位を獲得する好発進となった。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】急展開…!キュンを体感した渋谷(京本大我)とキュンを与えた愛花(田辺桃子)

■「お迎え渋谷くん」とは?

恋をしたことがない若手売れっ子俳優の渋谷大海が、年の離れた妹のお迎えがきっかけで保育士・青田愛花(田辺桃子)に出会い、不器用ながらも恋を育んでいく“うぶキュン”ラブコメディー。原作は、蜜野まことによる同名漫画。累計250万DLを超え、全7巻すべて重版となった人気作のドラマ化となる。

■「お迎え渋谷くん」第1話を振り返る

渋谷は、今をときめく若手売れっ子俳優。誰もがうらやむ朝ドラのオファーを、年の離れた妹・音夢(諸林めい)の送り迎えを理由に断るほど妹に過保護で、そのせいか恋愛経験はゼロ。マネジャーの品川響子(長谷川京子)からは、芝居にリアリティーを出すためにも、「誰でもいいから“キュン”してきなさい!!」と言われている。

ある日、溺愛する音夢が新しい保育園に通うことになり、渋谷くんは担任の愛花と出会う。保育士歴6年の愛花は子ども好きでがんばり屋だが、平和主義ゆえ人に気を遣いすぎるところがあり、同僚のギャル保育士・金丸陽菜(ゆいちゃみ)から仕事を押しつけられても文句の一つも言えず、先輩のベテラン保育士との間で板挟みになりながら、自己犠牲を払って人より多くの仕事をこなしている。

音夢の登園初日、妹のひざにできた小さなすり傷を「大ケガ」と豪語する渋谷くんにクレーマーの素質を感じた愛花は、細心の注意を払うも、偶然、音夢が友達と縫いぐるみを取り合った末に尻もちをついたところを渋谷くんに見られてしまう。とっさに謝る愛花だったが、意外にも渋谷くんは「子供同士のケンカで、あなたが僕に謝る必要ありますか」と冷静。愛花は、そんな渋谷にイライラしてしまう。

ところが週末、例によって家に持ち帰った仕事を片付けながら、隣の家に住む幼なじみ本田圭佑、通称ぽんちゃん(中川翼)に愚痴をこぼしていた愛花は、テレビから聞き覚えのある声がして、思わず画面に目をやる。すると、そこに映っていたのは渋谷くんで、愛花は初めて彼が有名人だと知る。

数日後、保育園では参観日を迎え、愛花は楽しみにしていた子どもたちと保護者の前で、人形劇を披露することに。しかし、この日のために一人で準備してきた愛花に、思いもよらぬハプニングが襲いかかる。

■独特の世界観が視聴者を魅了

愛花は、遊具から落ちそうになっていた音夢をギリギリのところで救う。無邪気すぎる音夢を追い掛けようとするが、愛花はバランスを崩してしまう。そんな愛花を助ける腕があった。

その腕は、音夢の兄・渋谷だった。渋谷は軽々と、愛花を抱き上げる。驚き声も出ない愛花を肩に担ぎ直した渋谷は、何事もなかったように音夢へ声を掛けるのだった。

少し変わった性格なのだなと思っていたが、渋谷は想像以上に変わっていた。愛花と軽くあいさつをすると、木を指さし、登っていたことを明かす。驚く愛花に、蜂の巣があり、大きくなったら危ないのでと告げる渋谷。

変わった人かと思ったけど優しいと心で思う愛花に、渋谷は園長先生に子どもたちに危険がないようにと言っておいてほしいと言い放つ。渋谷から漂うクレーマーの雰囲気に、愛花の表情はこわばってしまうのも無理はない。

変わった発言や行動で愛花を振り回す渋谷は、ここぞという時には格好よさを発揮。Xでは「癖が強い(笑)」「なんだろう、やばいやつか?」「見たことのないキャラかも」「うわ、これ沼だわ」という声が集まる。京本だけが生み出すことのできる、無理のない独特の世界観や最上級の癒やしタイムが視聴者を魅了。「#お迎え渋谷くん」がトレンド1位を獲得する好発進となった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

渋谷(京本大我)から繰り出される独特の世界観が視聴者を魅了/(C)カンテレ 「お迎え渋谷くん」第1話より