この春、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに新アトラクション「名探偵コナン 4-D ライブ・ショー 〜星空の宝石(ジュエル)〜」が仲間入り。パーク初の「名探偵コナン」をテーマにしたレギュラーアトラクションとして、すでに評判を呼んでいる。エンターテイナーによるアクションと巨大スクリーンに映し出される映像、水しぶきなどの特殊エフェクトが融合した新次元劇場(ネオディメンション・シアター)は迫力満点!

【写真】キッドの華麗な登場シーンや目の前で繰り広げられる蘭の空手に大興奮!

本記事では、コナン大好きライターと編集担当がシアターに潜入。新作グルメと合わせて、大興奮の体験をお届けする。

■目の前に現れる園子やキッド!大迫力の3D映像やエフェクトとの融合に感動

星空の下で虹のような光を発する宝石「黄昏の虹」のお披露目会に招待されたゲスト。まずは、主催者の鈴木財閥相談役・鈴木次郎吉氏がこの日のために準備したという最新技術が詰まったシアターや宝石について、園子が説明してくれる。

ハキハキとした自信に満ちた喋り方や大きな身振りは、まさに園子そのもの。「我らが園子お嬢様がいるよ〜!ピンクのパンツスーツもかわいい」とそのかわいさに釘付けになっていたライターは、シアターについて“なんかよくわからんけどいつものトンデモ技術が使われたすごいやつ”ぐらいの認識でお披露目会の会場へ向かった。

シアターでは次郎吉おじ様と園子に加えて、アシスタントとして蘭も登場。さらに、宝石を狙うキッドから予告状が届いているため、「キッドキラー」と呼ばれ次郎吉氏の信頼を得ているコナンと、名探偵(?)毛利小五郎の代理で参加したという安室透も姿を見せる。

4-D ライブ・ショーというだけあって、現実に飛び出してきたキャラクターと幅40メートルを超える巨大スクリーンの3D映像で物語が展開されるのだが、そのリンクっぷりが見事。映像だからこそできる空中戦やトンデモシステムの操作と、目の前で蘭ちゃんが繰り広げる空手などエンターテイナーのアクションが一体となり、ゲストも完全にコナンの世界に入り込むことができる。揺れる座席や音響、照明、水しぶきやスモークなど、多彩な演出もさらに物語を盛り上げる。

なかでも、怪盗キッドの登場シーンは感動もの。「あれってまさか…いやそんなわけ…ウ…ウワーッ!!」となって、ライターは思わず園子と一緒に「キッド様〜!!」と叫んでしまった。

園子はほかのキャラクターがメインの場面でも表情や動きがころころ変わり、飽きることなく眺められるかわいさで、次郎吉おじ様の愛犬・ルパンも、くるくる動いてお利口でキュート!ちなみにコナン初心者の編集担当は、ルパンに振り回されるキッドを見て「怪盗キッドってドジっ子なんですか?」と言っていた。

■シルクハットや蝶ネクタイ、見た目も楽しいグルメ。不思議な仕掛けのポップコーンバケツにも注目

新アトラクションにちなんだグルメも見逃せない。フードカートには、「見た目は子供、頭脳は大人!名探偵コナンクッキーパイ〜ミルク&コーヒー〜」が登場。

白いシャツに蝶ネクタイ、青いジャケットをイメージした一品で、“見た目は子供”=コナンの服装ながら、コーヒー味で“頭脳は大人”を表現している。パリパリのパイ×サクサククッキーが合わさった食感も楽しく、甘味と苦味のバランスも絶妙で、編集担当はペロリとたいらげていた。

ピシッとした形にもこだわって開発されたというのが、「It’s a Show Time! 怪盗キッド・華麗なる肉まんトリュフ風味〜」。怪盗キッドシンボル・シルクハットの中には、トリュフ風味の華やかなあんが詰まっている。

上部に書かれているのは、「1412」。国際犯罪者番号(シークレットナンバー)である「怪盗1412号」として世間をにぎわせていたころ、新聞記者が殴り書いた「1412」を工藤新一の父・優作が「KID.」と読んだエピソードを思わせる。子どものころから優作さんが一番好きなライターは、「だからキッド様の名付け親は優作さんで、当時の初代怪盗キッドは現在の黒羽快斗の父である盗一さんで、親世代からライバル関係的な…。初代キッドには有希子さんが弟子入りしたこともあって、そのとき、彼女は快斗に会ったことが…」と語りが止まらない。

そのあと、コナンの真の姿・新一より出番が少ない優作さん(最近は組織関係で少し増えた)を思い、シルクハットを見て「優作さん…」とつぶやきながら実食。水色のリボンがアクセントになったシルクハットは、ほんのり甘くむっちりした生地に、トリュフの香りのあんが合わさっておいしい!見た目も味も大満足の一品だった。

ポップコーンカートには、「月下の奇術師 怪盗キッドポップコーンバケツ」が登場。予告状を手にしたキッドが得意げに笑みを浮かべて座るBOXには、マジシャンである彼らしいトリックが仕掛けられている。スイッチを入れると、なんとアトラクションに登場する宝石「黄昏の虹」が浮かび上がる!美しくも怪しい様子に心踊るが、アトラクションで宝石の真実を知ると、ちょっぴり複雑な気持ちになるかもしれない。

ついにお目見えした、名探偵コナンのレギュラーアトラクション。劇場すべてを使って繰り広げられるストーリーは、まさに圧巻。いつでもキッドに会えるのもうれしい!グルメと合わせて、コナンワールドに飛び込む体験をいち早く楽しんで。

取材・文=上田芽依

撮影=大西二士男

画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

怪盗キッドが目の前に!蘭の空手も間近で見られる