普段の食卓に並ぶ数々の野菜は、いつごろから日本で食べられているのか? 特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」の展示が驚きを呼んでいます。レタスとかセロリとか、意外と昔からある……!

【画像】意外すぎる! 野菜の渡来時期

●興味深い展示の数々に反響

 話題の資料は、霜月ちかティさんが同展の東京会場で見た「野菜の渡来時期」の展示。海外産の代表的な野菜がいつ日本に渡ってきたのか、有史以前から今日に至るまで整理されています。

 古いものでは、コンニャクイモと大根が弥生時代以前、ゴマやショウガは古墳時代に渡来。以降も飛鳥・奈良時代にはナスやレタス、平安・鎌倉時代にはキュウリゴボウ……と、慣れ親しんだ野菜の長い歴史を感じられます。

 Xでは「セロリレタスも、そんな昔からあったのか!」「ブロッコリーよりカリフラワーが先輩だったとは」「思ってたイメージと全然違う」と、驚きの声が上がっています。

 特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」ではほかにも、弥生時代卑弥呼の食事や全国のお雑煮分布など、興味深い展示が多数。東京会場は2月25日に閉幕しましたが、今後は4月20日の山形会場を皮切りに、宮城、長野、愛知、京都、熊本を2025年までかけて巡回します。

画像提供:霜月ちかティさん

●特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」 巡回情報

・山形会場:2024年4月20日6月16日 鶴岡アートフォーラム

・宮城会場:2024年7月6日9月23日 東北歴史博物館

・長野会場:2024年10月5日12月8日 松本市立博物館

・愛知会場:2025年1月18日4月6日 豊田市博物館

・京都会場:2025年4月26日7月6日 京都文化博物館

・熊本会場:2025年7月19日9月21日 熊本市現代美術

同じ科の野菜でも渡来時期に差が