NTTデータ先端技術は4月2日、システム監視やジョブ管理、運用自動化を行うオープンソースの統合運用管理ソフトウェア「Hinemos(ヒネモス)」の最新バージョン「ver.7.1」のリリースを発表した。4月12日より提供する。
Oracle Cloud InfrastructureとGoogle Cloudに対応、システム移行をサポートする機能も提供する「Hinemos ver.7.1」

「Hinemos」は、多様なシステムを単一のコンピュータのように運用管理しシステム情報の「収集・蓄積」「監視・性能」「見える化・分析」「自動化」など幅広い機能をワンパッケージで提供するオープンソースの統合運用管理ソフトウェアでソースコードGitHubに公開されている。最新バージョン「ver.7.1」では、対応クラウドサービスに「Oracle Cloud Infrastructure」「Google Cloud」を追加、加えて両クラウドでの運用管理の可用性(Availability:システム継続稼働能力)を高めるためシステムの無停止運用をサポートする「Hinemosミッションクリティカル(mission critical)機能」も提供する。

管理機能面では、AIを活用し管理対象システムが送信する大量のメッセージを整理・フィルタリングするAIOps(Artificial Intelligence for IT Operations)機能「Hinemosメッセージフィルタ」のユーザービリティ改善など複数の機能追加・改善が行われている。動作OSに新規にOracle Linux 9、Amazon Linux 2023を追加した他、TLS1.3対応する。

また他社製品から安全な移行をサポートする「Hinemos Migration Assistant」を提供、「Hinemos」へのシステム運用機能集約をサポートする。基本パッケージのほかHinemos Migration Assistant、Hinemosメッセージフィルタ ver.1.1.2、Hinemos ver.7.1ミッションクリティカル機能などの各種機能は4月12日Oracle Cloud InfrastructureとGoogle CloudのHinemos ver.7.1クラウド管理機能の実装は7月に予定されている。
(竹中貴一)

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