ビッグクラブからの関心強まるスポルティングCPのルベン・アモリム監督(39)には、金額の変動する契約解除条項が存在するようだ。

アモリム監督は母国ポルトガルのカーザ・ピアで監督キャリアをスタートさせると、2019年12月に就任したブラガでタッサ・ダ・リーガ優勝を果たし、初タイトルを獲得。その後、2020年3月にスポルティングCP指揮官に就任すると、指揮2年目のプリメイラ・リーガでクラブを19年ぶりの優勝に導き、今シーズンも首位を快走している。

評価を高めるアモリム監督には、新シーズンの指揮官を探すリバプールバルセロナが接近。かねてより契約解除条項の存在についても報じられていたが、メディアによって金額にばらつきが見られていた。

そんな中、ポルトガル人ジャーナリストのペドロ・セプルベダ氏曰く、アモリム監督の契約解除条項は、オファーするクラブによって金額が異なる方式になっている模様。ポルトガルのクラブ相手に向けては3000万ユーロ(約49億円)、ポルトガル以外のクラブに向けては2000万ユーロ(約32億6000万円)の違約金が設定されているようだ。

ただし、スポルティングCPポルトガルのクラブ以外であれば、交渉次第で違約金の減額に応じる可能性も。1500万ユーロ(約24億5000万円)程度までなら、値下げに応じる姿勢があると報じられている。

また、セプルベダ氏によると、現在アモリム監督招へいにもっとも近いのはリバプールであり、すでに交渉は進められているとのこと。アモリム監督も2日に行われたタッサ・デ・ポルトガル準決勝のベンフィカ戦で勝利した後、カップ戦決勝がスポルティングCP最後の試合になるかとの質問に「いずれわかるだろう」と答えており、明言を避けている。