ね、寝てる~。

アザラシや蜃気楼を見ているわけではない!

海上保安庁は2024年3月29日、南極の昭和基地に派遣していた海洋情報部の隊員が潮汐観測を終え、3月21日に無事帰国したと公式X(旧Twitter)で発表しました。

潮汐観測とは、気象庁によると、専用の機材などを用いて海面の昇降を観測することだそうです。

また、国立極地研究所によると、南極域の潮汐観測は、観測点の少ない地域での観測であることから貴重なもので、海面水位長期変動監視のための国際的な世界海面水位観測システムへのデータを提供するなどして役立てられているそうです。

とはいえXに投稿された画像には、観測している様子のほかに、岸壁で寝ているかわいいアザラシや雄大な蜃気楼の写真が一緒に投稿されており、そちらの方についつい目が行ってしまいます。

なお海上保安庁はXで「双眼鏡で何かを見ていますがアザラシや蜃気楼を見ているわけではありません。これは潮汐観測をしています」と強調しています。

南極の氷を割りながら帰路につく南極観測船「しらせ」(画像:海上自衛隊)。