チョン・ユミ(「82年生まれ、キム・ジヨン」「トガニ 幼き瞳の告発」)と、イ・ソンギュンさん(「パラサイト 半地下の家族」「最後まで行く」)が共演した「SLEEP(英題)」が、「スリープ」の邦題で6月28日に日本公開されることが決定した。

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脚本・監督を務めたのは、本作が長編監督デビュー作となる新鋭ユ・ジェソン。第76回カンヌ国際映画祭批評家週間に選出された本作は、ポン・ジュノに「ここ10年で観た中で最もユニークかつ恐ろしい映画。平凡な日常の空間で予測不可能な物語が繰り広げられる、スマートな監督デビュー作。ぜひスクリーンで味わってほしい」と絶賛された。

出産を控え、幸せな結婚生活を送るヒョンス(イ・ソンギュン)とスジン(チョン・ユミ)。ある夜、隣で眠る夫ヒョンスが突然起き上がり「誰か入ってきた」と呟く。その呟きに呼応するように家を不穏な気配が覆い尽くす。翌朝、下の階に越してきた住人から「明け方の騒音が1週間も続いて、我慢できない」と相談されるが、全く身に覚えがない。しかし、その夜から眠りにつく度にヒョンスは人が変わってしまったかのように奇行を繰り返す。頬を掻きむしる。生魚を丸呑みする。窓から身を乗り出す。異常行動は日を追う毎にエスカレートしていく。

人間の三大欲求の1つ、睡眠は日常にある最も安静な時間だが、一方で無防備な状態で最も死に近い時間ともとれる。もしも、その時間を得体の知れない"それ"に脅かされたら……という発想をもとに、予測不能な驚きと「自身にも起こりうるかも知れない」共感を観客へ提示する。

スリープ」は、6月28日よりシネマート新宿ほか全国公開。ムビチケ前売券(オンラインのみ)は4月5日より発売される。

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