フルミネンセに所属する元ブラジル代表DFマルセロが、自身の理想のベストイレブンを選出した。2日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在35歳のマルセロはフルミネンセの下部組織出身で、2005年1月にトップチームへ昇格し、2年後にレアル・マドリードへ完全移籍で加入した。約15年半を過ごした“白い巨人”では、公式戦通算546試合の出場で38ゴール103アシストを記録し、数多くのタイトル獲得に貢献。2022年夏に契約満了が発表されると、その後はオリンピアコスを経て昨年1月からは再びフルミネンセでプレーしている。

 ブラジル代表でも通算58キャップを誇り、2度のFIFAワールドカップに出場するなど輝かしいキャリアを築いてきたマルセロ。この度、ポッドキャスト『Podpah』に出演した際に、自身がこれまでのキャリアで共にプレーした選手を対象に、理想のベストイレブンを選出した。

 チームを率いる指揮官にはレアル・マドリードで栄光を共にしたジネディーヌ・ジダン監督と、現在フルミネンセを率いているフェルナンド・ジニス監督の2名を選出。システムは4-3-3とし、最後尾にコスタリカ代表GKケイラー・ナバス(パリ・サンジェルマン)、最終ラインにはラフィーニャ(サンパウロ)、チアゴ・シウヴァチェルシー)、ロベルトカルロス氏の“セレソン勢”に加え、レアル・マドリードで共闘した元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスセビージャ)を並べた。

 中盤にはブラジル代表MFカゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)、ドイツ代表MFトニ・クロースレアル・マドリード)、クロアチア代表MFルカ・モドリッチレアル・マドリード)という、レアル・マドリードチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を成し遂げた当時の主力をそのまま並べている。

 前線はブラジル代表で長く共にプレーしたネイマール(アル・ヒラル)、レアル・マドリード時代の“同僚”で、共に数多くのタイトルを獲得したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、“怪物”の愛称で知られ、ブラジル代表で通算62ゴールを挙げたロナウド氏を選出。“2人のロナウド”が名を連ねる形となった。

 マルセロが選出した理想のベストイレブンは以下の通り。

▼監督
ジネディーヌ・ジダン
フェルナンド・ジニス

▼GK
ケイラー・ナバス(コスタリカ代表/パリ・サンジェルマン

▼DF
ラフィーニャ(元ブラジル代表/サンパウロ
セルヒオ・ラモス(元スペイン代表/セビージャ
チアゴ・シウヴァ(ブラジル代表/チェルシー
ロベルトカルロス(元ブラジル代表)

▼MF
カゼミーロ(ブラジル代表/マンチェスター・ユナイテッド
トニ・クロースドイツ代表/レアル・マドリード
ルカ・モドリッチクロアチア代表/レアル・マドリード

▼FW
クリスティアーノ・ロナウドポルトガル代表/アル・ナスル)
ロナウド(元ブラジル代表)
ネイマール(ブラジル代表/アル・ヒラル)

レアル・マドリードでは数多くのタイトルを獲得したマルセロ [写真]=Getty Images