NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は4月3日、電話で脳の健康状態を確認できる法人サービス「脳の健康チェック」の提供を4月4日から開始することを発表した。2022年から順次トライアルを進める「脳の健康チェックフリーダイヤル」および「脳の健康チェックplus」の機能を拡張したもので、自治体や保険業などの法人向けに提供。ドコモグループの法人事業ブランドであるドコモビジネスから、「認知症で不安になる本人・家族・企業が少なくなる社会へ」をコンセプトとして展開する。

○サービスの概要

同サービスは利用者の脳の認知機能を電話で確認できるサービス。自治体や保険業などが利用することで、住民や保険加入者向けに展開できる。これにより、契約した法人は利用者の脳の健康チェック結果に応じた認知症予防のイベント企画や新しい保険商品の考案などにつなげられるという。
○サービスの特長

チェックの結果は、ユーザーへSMSで送信可能。ここで送信するSMSにはチェック結果と合わせて脳の健康を維持するためのコンテンツを掲載するなど、利用者の行動変容を促すコンテンツ配信も可能だという。

さらに、利用者自身がサービスの利用履歴を参照できるWebサイトも提供するため、自身のチェック結果に関するアドバイスなどを後から確認でき、定期的なチェックが促せる。WebサイトのデザインはNTT ComのデザインスタジオKOELが参画し、利用者の多くを占める高齢者にも使いやすいUI(User Interface)を意識したとのことだ。

管理者向けのダッシュボードでは、情報を登録した利用者の電話番号や氏名、認識年齢、チェック回数、直近の判定などを確認可能。
(熊谷知泰)

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