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 三菱UFJ信託銀行monoAI technologyは4月3日、分散型ID(Decentralized Identifier、DID)とデジタル証明書(Verifiable Credential、VC)を用いたメタバース空間「KAMITSUBAKI STUDIO presents バーチャル謎解きミステリー『魔女謎解(まじょなぞとき)』with HELLO OSAKA」での活動履歴証明に関する実証実験を実施すると発表した。

 本実証実験の技術パートナーであるTOPPANデジタル、およびZEROBILLBANK JAPANの協力のもと、メタバース(仮想空間サービス)の新規利用者を想定した、個人情報の登録を不要とする利用データの保管を検証する。

 三菱UFJ信託銀行、およびmonoAIは、昨年3月にメタバースのサービス認証機能の実証実験を実施後、分散型IDとデジタル証明書のメタバースにおけるユースケースを検討しており、本実証実験はメタバースプラットフォーム「HH cross EVENTS」で実施。

 事業者がユーザーに関する情報取得の多寡を適切にした仕組みを用いて、VCでの情報連携のほか、DIDを活用したデータ・マーケティング、VCを活用した、バーチャルから現実社会への送客の可能性を検証するとのこと。

 今後、三菱UFJ信託銀行monoAIは魔女謎解で発行されたVCの、現実社会や、別のメタバースイベントへの活用などへの拡張性について共同で継続検証していくという。

三菱UFJ信託銀行、メタバースでの実証実験を実施