東京、2024年3月: クリエイティブ・イノベーション・カンパニーのR/GAは、テクノロジー企業の富士通株式会社(以下、富士通)とともに、同社のソーシャルデジタルツイン(TM)(注)︎の認知度を高めるための革新的なキャンペーンを展開しました。本キャンペーンにて著名なパティシエールの岩柳麻子氏とともに制作したのは、ケーキのコレクション「CARBON CAKES(カーボンケーキ)」です。カーボンケーキは富士通テクノロジーを活用し、わたしたちが普段吸い込んでいるのと同量の汚染物質で作られています。

カーボンケーキには、富士通ソーシャルデジタルツイン(TM)︎で収集されたCO2PM2.5の環境データに基づく大気の状態が反映されており、併せてチャートで環境、社会、経済の各要因のバランスを示しました。この黒く、いびつなケーキは私たちを取り巻く大気の状態を物理的に視覚化したものであり、CO2PM2.5の削減に関して気づきと自分ごと化を促します。

R/GAは富士通とともに、東京都内にある展示会場の寺田倉庫でイベントを開催し、このケーキのコレクションを発表しました。本イベントには、様々な分野の専門家として清水イアン氏、斎藤幸平氏、ハヤカワ五味氏、新内眞衣氏を招待。富士通ソーシャルデジタルツイン(TM)︎を推進する山田亜紀子氏とともに、この問題をさらに深く掘り下げ、私たちに可能な解決策について話し合うパネルディスカッションを開催しました。

さらに、会場ではケーキの背景にある環境、社会、経済の指標が示されたチャートとともに大気のさまざまな状態を表現したカーボンケーキを展示し、富士通から参加者への説明の時間も設けました。ケーキの色が黒に近づき、形がゆがんでいるほどCO2PM2.5の汚染度が高くなり、環境スコアが低くなります。参加者は説明を受けたあと、それぞれが考える最適なバランスについて意見を交わしながら、澄んだ空気を表現したケーキを味わいました。

R/GAのMarta Casenyは、「創造性と革新性を結びつけることができるこの重要なプロジェクトを富士通と展開できたことを、非常に誇りに思います。私たちの行動が空気に対して与える影響を物理的に表現することで、議論を呼び起こし、さらに重要なこととして、変化に向けた積極的な行動につながることを期待しています」とコメントしています。

富士通は、目に見えない事象をデータを通して可視化することで、持続可能な未来の構築に貢献していきます。ソーシャルデジタルツイン(TM)︎の研究開発により、環境、社会、経済の相関関係を再構築する最適な解決策を提示可能としています。富士通は、企業や自治体、生活者などが経済性や利便性を損なわない形でCO2排出量の削減を実施するための支援に向け、世界各地でソーシャルデジタルツイン(TM)︎の適用に取り組んでいます。

本プロジェクトでは、目に見えない事象をケーキのようなシンプルなものに変換して可視化することで、企業や自治体、生活者などが協力してCO2排出量を削減し、カーボン・ニュートラルを目指す方法を具体的に示しました。カーボンケーキプロジェクトと富士通ソーシャルデジタルツイン(TM)︎についての詳細は、fujitsu.com/carboncakesをご覧ください。

(注) ソーシャルデジタルツイン:

人や物、経済、社会の相互作用をデジタルに再現し、社会の実態を把握することで、多様で複雑化する課題の解決に向けた施策立案などを支援する技術群。

わたしたちの空気を考える CARBON CAKES

https://www.fujitsu.com/jp/microsite/carboncakes/

R/GAについて:

R/GAは、アメリカ合衆国、ヨーロッパ、南米、アジア太平洋地域にまたがるグローバルなデザインおよびマーケティングイノベーションカンパニーで、インターパブリック・グループ・オブ・カンパニーズ(NYSE:IPG)の一部です。私たちは、ブランドやビジネスがより人間的な未来を定義し、つながり、創造するのを手助けします。これには、ブランド、体験、関係、コミュニケーションデザイン、メディアプランニングと購入、テクノロジーサービス、専門サービス(R/GAヘルスおよびR/GAベンチャーズ)が含まれます。詳細については、rga.comをご覧ください。

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