イギリスウィリアム皇太子の妻キャサリン皇太子妃が、がん治療を受けていることを公表した。今年1月に腹部の手術を受け、現在療養中のキャサリン妃だが、その健康状態をめぐって重病説や陰謀論など様々な噂や憶測が飛び交っていた。そうしたなか、「炎上女王」で知られるアメリカのセレブタレントがSNSに投稿した内容に非難が殺到している。


◆SNS上で「キャサリン妃に謝って!」の大合唱




 アメリカの起業家でリアリティータレントのキム・カーダシアンは、3月17日(現地時間)、インスタグラムを更新。高級車の前でポーズをとる自身の写真に「ケイトを探しに行くところ」とキャプションを添えて投稿した。


 当初はさほど問題視されていなかったこちらのポストだが、「所在不明」と騒がれていたキャサリン妃ががん治療を公表すると、たちまち批判を浴びることに。


 ネット上では「闘病していることが分かったんだから投稿は消すべき」「キャサリン妃にちゃんと謝罪を」「無神経すぎる」など投稿の削除や謝罪を訴える声が殺到した。


◆キモノ、セクシーな服、細すぎるウエスト……事あるごとに炎上
 過激な言動で注目を集め、たびたび世間をざわつかせているキム。過去には、自身が手掛ける補正下着のブランドに「キモノ(KIMONO)」と名付けて商標登録することを発表し、大炎上した。


 最近も、加工なしのすっぴん写真や露出度高め&奇抜なファッションで話題に。なかでも、仏ブランド「ミュグレー」のコルセット型ボディスーツを着た姿を投稿したときには、「ウエスト細すぎ」「内臓はどこ行っちゃったの……?!」「こんなウエストはありえない。狂ってる」と厳しい声が相次いだ。




 そんなキムが今回、キャサリン妃をネタにした投稿をあげた意図や、批判が殺到しても投稿を削除せずそのままにしている理由はわかっていない。ただ、ここで気になるのが、このところキムを含めたカーダシアン家がヘンリー王子夫妻と急接近していること。


 メーガン妃は昨年、自身の母親ドーリア・ラグランドさんとともにチャリティーイベントに出席し、キムと彼女の母親クリス・ジェンナーと交流していたと伝えられている。クリスと交際中の実業家コーリー・ギャンブル氏が、ヘンリー王子と一緒に高級リゾートのスキー場でバカンスを過ごしたとの情報もある。


 家族ぐるみの付き合いをしている両家は、今後ビジネス上のパートナーシップを結ぶ可能性もあるといわれ、なんとヘンリー王子夫妻が一家の日常を描いたリアリティ番組『カーダシアン家のセレブな日常』に出演するという噂まで浮上していた。


◆英王室とヘンリー王子夫妻に関係改善の兆し?
 そのヘンリー王子夫妻は、キャサリン妃ががんを公表したことを受け、「ケイトと家族の健康と癒しを祈っています」と声明を発表。また英ITVニュースは、夫妻はキャサリン妃と夫ウィリアム皇太子にプライベートで連絡し、お見舞いの言葉を直接伝えたと報じている。


 英王室を離脱し、アメリカに移住したヘンリー王子とメーガン妃は、英王室とは疎遠になっており、キャサリン妃の健康状態に関しても、公開されたビデオメッセージで知ったといわれている。


 これまで確執が取り沙汰されてきた英王室とヘンリー王子夫妻だが、チャールズ国王に続きキャサリン妃も闘病を公表したことで、関係修復を期待する声もあがっている。


 5月には、ロンドンで行われる式典に出席するため、ヘンリー王子が訪英することになっており、チャールズ国王との会談も予定されているという。メーガン妃や子供たちが帯同するかどうかは微妙だそうだが、英メディア『The Mirror』によると「ウィリアム皇太子妃夫妻は、子供たちも連れて一家で訪英するよう弟夫婦に促している」という。


 一方で、英新聞『テレグラフ』は「ウィリアム皇太子キャサリン妃と子どもたちを守ることに集中している。ヘンリー王子に構っている暇はない」として、和解の可能性はないと伝えている。


◆「がんと診断されました」キャサリン妃が自ら説明




「1月、私はロンドンで腹部の手術を受けました。その時点では、がんではないと考えられていました」
「手術は成功しました。しかしながら、術後の検査によってがんであることが判明したのです」


 1月に腹部の手術を受けて以来、その体調が心配されていたキャサリン妃は3月22日(現地時間)、ビデオメッセージを公開。手術後にがんと診断され、「予防的」な化学療法を開始したことを公表した。


 昨年12月の公務を最後に、姿を見せていなかったキャサリン妃。その健康状態をめぐり、いつしか様々な噂や憶測が飛び交うことに。重病説や行方不明説に加え、ウィリアム皇太子との不仲説や皇太子の不倫疑惑も浮上し、「英王室は何か隠しているに違いない」と陰謀説までささやかれるようになった。


 さらに、イギリスの「母の日」にあたる3月10日に公開した母子の写真が加工されていることがわかり、キャサリン妃本人が謝罪する騒動も起きていた。


◆同じくがん公表のチャールズ国王、久々に公の場に登場
3月31日の復活祭(イースター)まで公務に復帰する予定はない」といわれていたキャサリン妃。3月31日に行われたキリスト教の復活祭の礼拝には、同じくがんを公表したチャールズ国王は出席したものの、キャサリン妃は姿を見せなかった。




 前立腺肥大の治療後の検査でがんが見つかり、現在治療中であることを公表したチャールズ国王。この日は久々に公の場に登場し、元気そうな様子を見せていた。


 しかし、4月以降の公務復帰が期待されていたキャサリン妃は、しばらくの間、治療に専念することになるという。


<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>



批判されているキム・カーダシアンの投稿