先週日曜日に行われたアーセナル戦で0-0と引き分けマンチェスター・シティ。エースストライカーアーリング・ハーランドもゴールを決められず、存在感を発揮できなかった。

『Sky』で解説を務めていた元アイルランド代表MFロイ・キーンは、そのハーランドについて「全体的なプレーを改善させなければならない」とコメントした。

さらに「今日に限らず、このような選手にしては全体的なプレーが貧弱で、4部リーグの選手のようなレベルまで改善させなければならない」とも評論していた。

『Daily Mail』によれば、マンチェスター・シティジョゼップ・グアルディオラ監督はそれに対して以下のように話し、ロイ・キーンに反論したという。

「私は彼の意見には同意できないね。絶対に違うよ。まるで私が『ロイ・キーンは2部か3部レベルの監督だ”と言うようなものだ。

アーリングは世界最高のストライカーであり、昨季の優勝に貢献してくれた。アーセナル戦であまりチャンスを作れなかったのは彼のせいではなく、ファイナルサードでより多くの選手が存在感を発揮しなければならなかったのだ。

我々は並外れた試合をしたよ。アーセナルとのゲームを振り返ったが、我々が持つクオリティやスキルのため、たくさんの選手が多くのチャンスを逃しただけだ。アーリングは傑出していたよ」

また、グアルディオラ監督はこのコメントが元名選手であるロイ・キーンから発せられたことに驚きの声を上げていたという。

「驚くべきことは、これが元選手から言われた話だということだよ。ジャーナリストからなら理解もできるけどね、ピッチに立ったことがないのだから。

しかし、元選手がそれを言うのは驚きだ。引退する審判が、同じ審判を批判しながら辞めていくのと同じだ。

『選手にとってその仕事はどれだけ難しいことか』わかっているはずだ。彼らの記憶はすぐに消えてしまう。現役のプレーヤーが抱えている問題は、かつて彼らが抱えていた問題と同じであるはずだ。何千回、何万回もミスをして、元選手から批判されて傷ついたことがあるだろう。

とはいえ、今日の世界はそういうものだ。それを受け入れて前に進むしかないよ。今後どうなるかはわからないが、私は引退しても同業者を批判するつもりはない。

『こうすべき、あれをすべき、これをやるべきだ』と言うことはできるが、私はやらない。しかし誰もがそのようななかで生きている。選手はそれを受け入れなければならない。そういう仕事だからね。それが嫌なら、転職するしかない。

アーリングがミスをすることはある。パスが足りないこともある。監督からの指示もある。そして相手がそれ以上にうまくやっていることもある。

サッカーには理由というものがあるのだ。たくさんある。サッカーはチームスポーツであり、ゴルフやテニスのような個人スポーツではないので、より多くの要因があるのだ」

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なお、ロイ・キーンは現役引退したあとサンダーランド、イプスウィッチ・タウンで監督を務めた経験を持ち、その後アイルランド代表やアストン・ヴィラアシスタントコーチを務めたが、現在は現場から離れている。

かつてマンチェスター・ユナイテッドで長くキャプテンを務めた伝説的なリーダーであるが、監督としてはそれほど実績を残せていない。

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