徳島ヴォルティスは4日、MF西谷和希との契約を双方合意のもと解除することを発表した。

 1993年10月5日生まれで現在30歳の西谷は流通経済大学から2016年に栃木SCに加入し、2020年に徳島に移籍。昨シーズンはJ2リーグで41試合出場3得点を記録するなど、徳島ではリーグ戦通算144試合16得点を記録していたが、今シーズンはここまでリーグ戦2試合の出場にとどまっていた。

 2021シーズン以来となるJ1リーグ復帰を目指している徳島だが、2024明治安田J2リーグ開幕戦から3連敗を喫するなど、第8節終了時点で1勝2分け5敗の最下位に低迷。そんななか、3月31日に吉田達磨監督の解任、および岡田明彦強化本部長の辞任が決定したほか、4月1日にはMF島川俊郎が電撃引退を発表していた。

 契約解除となった西谷は徳島のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

徳島ヴォルティスに関わる皆様、4年間本当にお世話になりました。何よりたくさんの苦楽を共にしたファン・サポーターの皆様には僕自身特別な感情がありますし、一番大切な存在で、本当に感謝しています」

「今回、何とかチームを良くしたいという気持ちではあったのですが、その気持ちとは逆にチーム状況を悪くしてしまうような形になり、結果としてクラブに迷惑を掛けてしまい、本当に申し訳なく思っています」

「それでも4年前に徳島ヴォルティスに来て、監督をはじめとするスタッフや先輩方、そしてファン・サポーターの皆様にヴォルティスのサッカーを教えてもらい、それが凄く大好きになり、今でもその思いは変わりません」

「そして、ヴォルティスに来て長谷川徹さんに出会えたことが大きかったです。本当に僕の憧れで、あの人の背中を見て、今まで一緒に過ごすことが出来て凄く良い経験になりました。徹さんのような選手になれるように、これからももっと頑張っていきたいと思っています。皆様、本当にありがとうございました

契約解除となった西谷和希(写真は昨年4月のもの) [写真]=兼子愼一郎