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 「LEVEL∞」(レベル インフィニティ)シリーズは、ユニットコムが展開するゲーミングパソコンブランド。デスクトップ型からノート型まで幅広いラインナップでユーザーのニーズに応えている。デスクトップ型ではケース別にミドルタワーの「LEVEL∞R-Class」、ミニタワーの「LEVEL∞M-Class」などのラインナップが展開されている。

 今回、ミドルタワーパソコンを採用するLEVEL∞ R-Classの派生バリエーションで、サイドガラス&LEDファンを搭載する「LEVEL∞R-Class LED」から、インテル第14世代Coreプロセッサー「Core i7-14700KF」と、今年1月にリリースされたNVIDIA GPUの強化バリエーション「GeForce RTX 4070 SUPER」を組み合わせた、「iiyama LEVEL-R779-LC147KF-TTX [LED]」(以下、LEVEL-R779-LC147KF-TTX)をお借りする機会を得られた。「Kシリーズ」CPUを冷却するため360mm水冷CPUクーラーを標準搭載する点も大きな魅力になっているゲーミングパソコンだ。

 今回は、LEVEL∞R-Classの筐体の特徴を紹介した後に、LEVEL-R779-LC147KF-TTXがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、チェックしていこう。

ソリッドなフロントパネルデザインが特徴。赤色LEDが秘めたパワーを彷彿とさせる

 では、LEVEL-R779-LC147KF-TTXの筐体からチェックしていこう。筐体サイズはおよそ幅220×奥行493×高さ465mm(最大突起物除く)で、ATX規格対応ミドルタワーケースとしては標準的な大きさといえるだろう。ただ最近はコンパクトなミドルタワーケースも増えてきているので、そういったPCケースと比べると少し大きめに映るかもしれない。

 LEVEL∞R-Classの顔となるフロントパネルは、真正面から見ると直線のみで構成されたシンプルでソリッドなデザインという印象を持つが、斜めから覗くと立体的にデザインされた両脇の吸気口や、パネル断面を利用した赤い差し色が見え、ゲーミングパソコンとしての力強さや遊び心の表現が垣間見える秀逸なデザインと感じられた。

 サイドガラスから覗くケース内部も赤色LEDによって照らされているので、とにかく赤と黒ツートンが印象的なゲーミングパソコンに仕上がっている。

 またフロントパネル上段にはスリム型光学式ドライブ用のドライブベイが備わっており、注文時のオプションカスタマイズでDVDスーパーマルチドライブや記録型Blu-ray Disc ドライブを搭載することも可能。最近使用機会がめっきり減ったとはいえ、必要なときには必要になる光学式ドライブ。スリムな形で内蔵できれば使い勝手も上々だ。

 USBなどのフロントインターフェースは天面の正面向かって右前方に集約されている。電源ボタン、USB 3.0 Type-A×2、ヘッドフォンマイクというシンプルな構成だ。電源ボタンの横にあるLEDは白色に光る電源ランプだが、ストレージアクセス時には橙色に光りアクセスランプとしても働く。

 天面には磁石で着脱可能なダストカバーがホコリの侵入を防いでいる。ホコリが溜まったあとの清掃も簡単だ。

 背面インターフェースは標準的な構成。マザーボード側のI/OパネルにはUSB 2.0 Type-A×2、USB 3.0 Type-A×4、USB 3.2 Type-C×1、2.5GBASE-T LANポート×1、7.1ch HD Audioコネクタ、S/PDIFが並ぶ。ビデオカード側の映像出力もHDMI×1、DisplayPort×3のオーソドックスな構成だ。

拡張性、メンテナンス性にすぐれた広いケース内部

 続いてLEVEL-R779-LC147KF-TTXのケース内部を確認していこう。サイドガラスからケース内部は常に丸見えだが、サイドガラス上部の2か所のローレットネジを外すとサイドガラスを外してケース内部へアクセスできるようになっている。

 ケース内部のレイアウトは筐体下側に電源シュラウドを持つ標準的なミドルタワーケースといったもので、ケーブル裏配線にもしっかり対応。ケース内部は十二分なクリアランスが確保されており、最大長380mmのビデオカードや高さ166mmまでのCPUクーラーに対応する。広いケース内はそれだけでメンテナンス性のよさにも直結しているといえるだろう。

 CPUクーラーにはLEVEL-R779-LC147KF-TTXの大きな特徴のひとつである360mm水冷CPUクーラーを採用しており、3基の120mmLEDケースファンと共に巨大な360mmラジエーターがフロントパネル裏面に鎮座していた。

 ケース内部のエアフローにも触れておくと、空気の流れは前面吸気→天面&背面排気というオーソドックスなもので、前面と同じ120mmLEDケースファンを天面と背面に計3基搭載して吸排気のバランスを揃えている。

 水冷CPUクーラーと並んでケース内で目立つパーツのビデオカードにはMSI製のGeForce RTX 4070 SUPER搭載ビデオカードが採用されていた。ツインファンタイプの比較的コンパクトなビデオカードだ。

 マザーボードは「インテル Z790 チップセット」を搭載するMSI製ATXマザーボードで、システムメモリーは「DDR5 SDRAM」を使用。マザーボード上のM.2ソケットは2基で、標準構成では1基が空いている状態になっている。空いているソケットにも最初からSSD用ヒートシンクが備え付けられているようなので、ここはうれしいポイントだ。

 LEVEL-R779-LC147KF-TTXのストレージ構成についてもう少し触れていくと、2.5インチベイや3.5インチベイはマザーボード裏面側のケーブル裏配線エリアからアクセスする。電源シュラウド部分に3.5/2.5インチ兼用トレーを備えたベイが2基用意され、マザーボードベース裏面側には2基のマウント型2.5インチベイが備わっているので、最大で3.5インチHDD×2基と2.5インチSSD×2基を同時に内蔵することが可能だ。

 なお、今回お借りした試用機には電源ユニットとして80PLUS GOLD認証の850W電源が搭載されていたのだが、製品仕様によると電源ユニットは80PLUS GOLD認証の800W電源と記されていた。実際の製品と少々違うことになるが、今回のパーツ構成であれば800Wでも全然余裕の範疇で問題はないだろう。

ハイエンドCPUでRTX 4070 SUPERのパフォーマンスを十分に引き出す

 LEVEL-R779-LC147KF-TTXが搭載するCPUのCore i7-14700KFは、インテル第14世代Coreプロセッサーのハイエンドに位置する製品だ。性能重視のPコアが8基、効率重視のEコアが12基搭載された計20コア/28スレッドのハイブリッドアーキテクチャCPUで、最大ブースト時動作クロックは5.6GHzに到達する。

 モデル名に含まれる“K”はクロック倍率アンロックを意味し、自由にオーバークロック設定が可能なCPUだ。それだけでなく定格動作でも電力設定が大き目に設定されており、長時間高い性能を維持し続けられるのが特徴。

 その分発熱量も大きいので強力なCPUクーラーを必要とするが、LEVEL-R779-LC147KF-TTXは標準で360mm水冷CPUクーラーを搭載しているので冷却面の心配はないだろう。

 システムメモリーは16GB(DDR5-4800 8GB×2)を標準搭載。一般的なゲームプレイであれば必要十分なメモリー容量だ。ただし動画編集などのクリエイティブ作業や、ゲーム実況配信のようにゲーム+αのタスクをこなしたい場合は心許ない容量かもしれない。

 LEVEL-R779-LC147KF-TTXマザーボードメモリースロット4基タイプなので、あとからメモリー増設も可能だが、可能なら注文時のオプションカスタマイズで増設しておきたい。

 ゲーミング性能を決定付けるといってもいいGPUには、RTX 4070 SUPERを搭載。従来の「GeForce RTX 4070」の強化上位モデル的な位置付けとなるGPUで、「GeForce RTX 40シリーズ」の中ではアッパーミドルに位置付けられる。RTX 4070からの大きな強化点はCUDAコア数で、RTX 4070(5888基)→RTX 4070 SUPER(7168基)と2割近く増加している。

 一方でビデオメモリー容量(12GB)やメモリーバス幅(192bit)など足回り部分のスペックは据え置きとなっていることから、ターゲットとする画面解像度は以前と変わらないフルHD~WQHDゲーミングがターゲットで、より高いフレームレートやリッチな画質設定でゲームを楽しめるようになったGPUといえるだろう。

 今回、RTX 4070 SUPERと組み合わせているCore i7-14700KFは現時点で最上位クラスのゲーミング性能を持っている。ゲーミング性能の高いCPUは高フレームレートを叩き出すのに適しており、RTX 4070 SUPERの特性を十分引き出してくれると期待される。

Core i7-14700KFのパワーが際立つベンチマーク結果

 ではここから、いくつかの定番ベンチマークを実施し、LEVEL-R779-LC147KF-TTXのパフォーマンスを見ていくことにしよう。

 はじめは、3DCGのレンダリングを通じてCPUのマルチスレッド/シングルスレッド性能を計測する、定番の「CINEBENCH R23」および「CINEBENCH 2024」からチェックしていこう。

 比較対象データの多いCINEBENCH R23のスコアーを中心に見ていくと、マルチコアが30630pts、シングルコアが2206ptsとかなり高いスコアーが記録されている。このシングルスコアーの高さが、高フレームレートを狙う上でとても重要なポイントだろう。

 また、マルチコアの十分高いスコアーもKシリーズプロセッサーの特徴だ。LEVEL-R779-LC147KF-TTXはCPUの電力設定をCore i7-14700KFの定格通りMTP 253W/PBP 125Wと設定しているので、長時間フルロード時も常に高い性能をキープできる。一方、無印のCore i7-14700Fの場合、コア構成は同じ20コア/28スレッドでも定格動作がPBP 65Wのため長時間フルロード時にどうしても性能が抑えられてしまう。

 過去に計測した定格動作Core i7-14700Fは、CINEBENCH R23のマルチコアが約20300ptsだったので、今回のスコアーとは実に10000pts以上の差が付いた結果だ。定格動作でこれだけ高パフォーマンスを出せるのが、Kシリーズのハイエンドたる所以だろう。

 もちろんそれだけ消費電力が増えると発熱も増えるため、Kシリーズは冷却をしっかりしないと使いこなせないともされている。その点、LEVEL-R779-LC147KF-TTXのCPU温度はMTP動作時でも約73度、PBP移行後は約60度に抑えられており(室温約20度)、360mm水冷CPUクーラーの威力を改めて思い知った次第だ。

 続いて、実アプリケーションに近い負荷でパソコン全体の性能を測る「PCMark 10」(Ver.2.1.2662)の実行結果がこちら。

 総合スコアーは9721で、その内訳はアプリ起動速度、ビデオ会議、Webブラウジングの性能を測る「Essentials」が11965。表計算や文書作成のオフィスソフト性能を測る「Productivity」が11591。写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が17977を記録した。

 Essentials、Productivity、DCCの各項目がスコアー10000を大きく超えており、ゲーミング以外の用途も快適に作業できることが示されている。

 3Dグラフィックス性能を測るベンチマーク3DMark」(Ver.2.28.8217)の計測結果がこちら。

 DirectX 11のテスト「Fire Strike」では、フルHD(1920×1080ドット)のFire Strikeが43437、4K(3842160ドット)のFire Strike Ultraが12520というスコアーに。

 DirectX 12のテストを行なう「Time Spy」では、WQHD(2560×1440ドット)のTime Spyが19976、4KのTime Spy Extremeが10047。Direct X Raytracing(DXR)のテスト「Port Royal」のスコアーは12836。DirectX 12 Ultimateに特化した性能テスト「Speed Way」のスコアーは5118だった。

 フルHDテストのFire Strikeのスコアーが突出していると感じる計測結果となった。このFire Strikeのスコアーは上位GPUを搭載した「Core i7-14700F」&「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」マシンのスコアー(約43600)に肉薄しており、解像度が低いほどCPU性能が重要になるという事を如実に表した結果になっているようだ。

 続いて、ストレージの転送速度を「CrysrtalDiskMark 8.0.4」で計測。ストレージのモデル名を確認したところ、試用機にはSOLIDIGMの「P41 Plus 1TB」が搭載されていた。PCI Express Gen4接続で容量1TBのM.2 NVMe SSDだ。

 結果はシーケンシャルリード4046MB/s、シーケンシャルライト2858MB/s。PCI Express Gen4接続としては少々物足りない性能だが、PCI Express Gen3接続のハイエンドM.2 NVMe SSD並みの性能を発揮しているので、ゲームのローディングなども素早く、快適に運用することができた。

 SSDの容量も1TBということで当面は容量不足に悩むこともないだろう。もし容量不足と感じるようになった場合でも、空いているM.2ソケットにSSDを増設すればOKだ。

 また、LEVEL-R779-LC147KF-TTXは注文時のカスタマイズオプションで内部ベイに搭載するHDDやSSDなどのストレージを細かく指定して注文することも可能なので、必要に応じて利用していきたい。

最高画質で快適なWQHDゲーミング。少し妥協することで4Kゲーミングも実用範囲

 ここからはゲーム系ベンチマークや実際のゲームタイトルを用いてLEVEL-R779-LC147KF-TTXのゲーミング性能を確認していこう。今回使用したゲームタイトルは次のとおり。

・「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」:少々リッチなグラフィックスの一般的な3Dゲームを想定。
・「Apex Legends」:定番FPSタイトル。
・「F1 23」:レイトレーシング含む最新グラフィックスのレースゲーム。
・「バイオハザード RE:4」:レイトレーシング含む最新グラフィックスのアクションゲーム
・「サイバーパンク 2077」:重量級AAAタイトル。

 いずれもグラフィックスオプションはゲーム内の最高設定を選択するようにして、解像度は1920×1080ドット(フルHD)、2560×1440ドット(WQHD)、3842160ドット(4K)の3パターンを計測している。

 また、Apex Legendsバイオハザード RE:4ではフレームレートの計測に「CapFrameX」というアプリを使用。平均フレームレートの他にデータ全体を100分割して最小値から1%の数値を「min(1%)」とし、これを最小フレームレートの代わりに記載している。

 はじめはFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークの結果から。設定は「高品質」「フルスクリーン」を選択している。

 スコアーはフルHDが19391で“非常に快適”の評価、WQHDが14944で“非常に快適”の評価、4Kは8395で“快適”の評価となった。いずれの解像度でも快適以上の評価が得られている。

 FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークのスコアーは、平均フレームレートに約100倍をかけたものといわれているので、そこから逆算してフルHDは平均193fps、WQHDでは平均149fps、4Kでは平均83fpsということになる。

 WQHDまでは高フレームレートでのプレイが可能だが、4Kになるとさすがにガクッとスコアーが下がってしまうようだ。ただそれでも平均60fpsは大きく超えているので、FINAL FANTASY XVのようなRPGやアクションゲームであれば十分スムーズに4Kゲーミングを楽しめるだろう。

 Apex Legendsでは、グラフィック設定でアンチエイリアスを「TSAA」とし、すべてのオプションを最高の状態とした「最高設定」を用意した。射撃訓練場で特定のルートを移動したのちに「バンガロール」の「スモークランチャー」を射出して煙がなくなるまで待機。という一連の動きに対してのフレームレートを計測している。

 フルHDやWQHDではリフレッシュレート240Hz以上のゲーミングディスプレーを存分に活かせるパフォーマンスを確認できた。4Kになると少々パフォーマンスが落ちるものの、それでも平均150fpsをキープしているので高リフレッシュレートでスムーズなゲームプレイが十分可能だ。

 次にレイトレーシングを取り入れた美麗なグラフィックスが特徴のレースゲーム「F1 23」を使用。ゲーム内のベンチマーク機能を用いてフレームレートを計測する。グラフィックス設定の詳細プリセットからは「超高」を選択し、異方性フィルタリングに「16x」、アンチエイリアスに「NVIDIA DLSS」「クオリティ」を設定した状態を用意した。

 ベンチマークではステージ「バーレーン」、天候「晴れ」を選択している。各解像度でのフレームレートは次のとおり。

 フルHDとWQHDでは最低フレームレートも100fps以上をキープしており、高リフレッシュレート対応のゲーミングディスプレーを使って迫力のレースを存分に楽しめるはずだ。ただ4Kになると大きくフレームレートが下がってしまう。

 なんとか60fps以上は出せているもののプレイするコースや天候によっては60fpsを割り込むことが予想される。4Kでプレイする場合はグラフィックスオプションを下げる必要があるだろう。

 次は、レイトレーシングなど最新のグラフィックス技術を採用したゲームエンジンでリメイクされた人気アクションゲーム、バイオハザード RE:4でパフォーマンスをチェックしよう。グラフィックス自動設定に「限界突破」を選択すると、レイトレーシングを含めた最新フィーチャーを盛り込んだかなり重たいグラフィックス設定となる。

 測定方法はゲーム開始直後の広場を特定のルートで1分間移動し続け、その間のフレームレートをCapFrameXでキャプチャしている。計測結果は次のとおり。

 こちらもフルHDとWQHDであれば平均100fpsを超えたスムーズなフレームレートでゲームを楽しむことができる。4Kもギリギリ平均60fpsを超えてはいるものの、安定して常時60fps以上をキープするのは難しそうだ。4Kでスムーズにプレイしたい場合は、いくつかのグラフィックス設定を落とすことを推奨する。

 最後は重量級AAAタイトルのサイバーパンク 2077より、ゲーム内ベンチマークを用いてフレームレートを計測した。

 画質設定はクイックリセットから「レイトレーシングオーバードライブ」を選択。パストレーシングも使用する超激重のプリセットだ。また、DLSS 3のフレーム生成(DLSS FG)も有効にした状態で計測を行なっている。

 計測結果から、フルHDは平均フレームレート100fpsを超えてとてもスムーズなゲームプレイが可能なことが示された。WQHDでは平均フレームレートが90fpsまで落ち込むものの、ボーダーとなる60fpsまでは十分な余裕がありスムーズなプレイが可能な範囲と考えていいだろう。

 最後の4Kはかなりフレームレートが落ちてしまい、シーンによってはカクツキが目立つようになる。4Kでプレイするにはグラフィックス設定を落とした方がよさそうだ。

 ちなみに、クイックリセットを「レイトレーシング:ウルトラ」に下げると平均フレームレートはフルHD(169fps)、WQHD(130fps)、4K(81fps)まで改善する。パストレーシングがいかに重たい処理であるかが伺える。

使い勝手の良い筐体とハイエンドCPUで長い付き合いになりそうな予感

 以上の検証結果から、LEVEL-R779-LC147KF-TTXはフルHD~WQHDの解像度でとても高いパフォーマンスを発揮するゲーミングパソコンということがわかった。4Kゲーミングになるとグラフィックス設定を多少妥協しなければならない部分も出てくるが、概ねどんなゲームタイトルでも4Kで快適にプレイできるだろう。

 何より、LEVEL-R779-LC147KF-TTXの一番の特徴はハイエンドCPUのCore i7-14700KFを搭載し、360mm水冷CPUクーラーなど妥協のない冷却システムでCPUの性能を存分に出し切れている点にある。このCPUパワーであれば、かなり長い間第一線として使っていくことができそうだ。LEVEL∞R-Classのケースもメンテナンス性や拡張性が高く使いやすいので、長年使っていきたいと思わせる完成度を誇る。

 もちろん現状の構成でしばらくは第一線のゲーミングパソコンとして楽しめるはずだ。ただその先、新世代のGPUが登場したら乗り換えようと考えていたり、様々な拡張を楽しんで長年使い倒してやろうと考えている人に、LEVEL-R779-LC147KF-TTXをオススメのゲーミングパソコンとして挙げておきたい。

(提供:ユニットコム

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